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◆日本より深刻…タイの少子高齢化 (産経 06/7/24)


 少子高齢化の波はタイにも押し寄せている。ただし、タイではここ数年の急激な経済発展で日本より短期間で社会が変化し、事態はより深刻だ。

 タイの女性1人が生む子供の数は、1990年には2・26人だったのに対し、今年は推定値で1・8人である。

 マヒドン大学の研究によると、現在70歳の平均寿命は将来、80歳に伸びる可能性があるものの、出生率の低下で、20年後には人口は減少に転じるという。

 しかも、政府の対応は少子高齢化の速度に追いついていない。公的年金制度は99年に導入されたばかりで、最初の年金受給者が発生するのは8年も先だ。チュラロンコン大のパッソン教授は「少子化対策より高齢者対策の方が政府の喫緊の課題になっている」と話す。

 だが、高齢者問題が少子化問題と切っても切り離せない関係にあるのは日本と同じだ。

 タイではこれまで、両親が共働きでもアジア的な大家族主義の下で祖父母が子供の面倒を見るという伝統が守られてきた。

 しかし、最近は若い世代は子育てに懸命で、高齢者の面倒を見る余裕がない。

 例えば、バンコク中心部にあるサンアルンプラナコン幼稚園では5年前からコンピューター教育を導入、今年からは英語に加えて中国語の授業も始めた。こんな光景も首都で珍しくなくなっている。

 教育は“少数精鋭主義”になりつつあり、親の負担はかさむ一方だ。
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by sakura4987 | 2006-07-28 17:04

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