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◆日経社説:避けられぬ靖国問題の総裁選争点化


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url=http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu
/index20060804MS3M0400I04082006.html&date=20060805104806

 安倍晋三官房長官が4月15日に靖国神社を参拝したことが明らかになった。小泉純一郎首相は「毎年、靖国神社を参拝する」と公言しているが、小泉内閣の外相と官房長官は外交上の配慮からこれまで靖国神社参拝を控えてきた。次期首相の最有力候補である安倍氏の参拝は内外に波紋を広げ、自民党総裁選で靖国問題が大きな争点になるのは避けられない情勢になってきた。

 安倍氏はかねて小泉首相の靖国参拝を強く支持してきた。首相になった場合の対応についても「戦没者の方々、国のために戦って倒れた方々のために手を合わせてご冥福をお祈りし、尊崇の念を表する気持ちは持ち続けたい」と語ってきた。

 安倍氏は4日の記者会見で「(靖国神社に)行くとか行かないとか、行ったとか行かなかったとか申し上げるつもりはない」と述べ、参拝の事実について否定も肯定もしなかった。仮に首相になってもそうした態度を堅持する考えを示し、「靖国問題が外交問題化、政治問題化しており、それをさらに拡大すべきではない」と語った。これみよがしに靖国神社に参拝する小泉流とはひと味違う安倍氏の手法に注目したい。

 小泉首相は3日配信のメールマガジンで靖国問題について「私を批判するマスコミや識者の意見を突き詰めていくと、中国が反対しているから靖国参拝はやめた方がいい、中国が嫌がることはしない方がいいということになる」と述べている。A級戦犯合祀(ごうし)問題には触れずに「どのようなかたちで哀悼の誠をささげるのか、これは個人の自由だと思う」とも語っている。

 こうした小泉首相のかたくなな態度はいただけない。A級戦犯合祀に割り切れない思いを抱く遺族や国民は少なくない。中国、韓国の反発だけでなく、米欧の世論も厳しい目を向けている。こうしたことを一切無視して「心の問題だ」「個人の自由だ」と開き直るのは一国の首相として無責任である。

 小泉首相に比べると安倍氏の対応には一定の配慮もうかがえる。総裁候補である谷垣禎一財務相は首相になったら靖国参拝を自粛する考えを明確にした。麻生太郎外相も「参拝は個人の信条と公の立場を踏まえて適切に判断する」として靖国参拝には慎重姿勢を示すとみられる。

 総裁選では各候補が個人としての靖国への思いと日本国首相としての立場をどう調和させるのかを真剣に議論し、この問題をできるだけ政治問題化、外交問題化させないための知恵を競い合うべきである。
by sakura4987 | 2006-08-05 10:49

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