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◆原爆研究者の直筆メモ発見 京大、戦中の核分裂実験 (usfl 06/8/3)


http://www.usfl.com/Daily/News/06/08/0803_003.asp?id=49812

 太平洋戦争中に旧日本海軍から原爆開発を命じられた旧京都帝大(現京大)の荒勝文策研究室で研究に携わっていた科学者2人が、核反応をはじめとする基礎研究の実験記録などを克明に記載したメモ2冊がワシントンの米議会図書館で2日までに見つかった。

 戦中の核分裂研究の実態など未解明な点が多い日本の原爆開発史をひもとく上で貴重な史料となりそうだ。

 終戦直後に連合国軍総司令部(GHQ)が接収、同図書館に移管された未整理の日本関係資料群に含まれていた。メモは原爆開発が本格化する以前の文書だが、開発に関与した第一線の科学者による直筆の1次史料は珍しい。

 常石敬一神奈川大教授(生物・化学兵器)と共同通信の調査で、目録化されていない戦時中の日本側史料が1万点以上あることも判明。日本に存在しないものも多数あるとみられ、史料の保存が急務となりそうだ。

 見つかったのは、旧海軍から原子核分裂の技術を用いた原爆開発を依頼された荒勝教授の下で、原子核反応の研究に使われるサイクロトロン(円形加速器)の製造を目指した清水栄氏(後の京大名誉教授)と、植村吉明氏(後の京大教授)が大学ノートに記したメモ。

 約220ページに上る清水氏のメモは「実験室覚書2」の表題がついており、サイクロトロンの製造を視野に1942年以降進められた高電圧加速器の開発過程が詳細に記されている。

 約75ページの植村氏の「研究日誌」は41年以降の基礎研究内容を記載。

 ガンマ線をさまざまな金属に当てて核反応を調べる研究を行っていた記録や「昭和16年6月14日 Cyclotoron(原文ママ) 略 建設に決定」との記述があり、中型サイクロトロンの建設を41年夏に決定していたことが分かる。サイクロトロンは完成されないまま終わった。

 清水氏は広島への原爆投下直後に現地入りした学術調査団の一員。54年のビキニ環礁での水爆実験では「第五福竜丸」から採取した灰を分析、水爆と突き止めた。(共同)
by sakura4987 | 2006-08-05 11:28

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