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◆米中冷戦の始まりを知らない日本人 (フジビジネスアイ 06/8/6)


日高義樹氏(米国ハドソン研究所首席研究員)

(徳間書店 1400円)

http://www.business-i.jp/news/book-page/debut/200607240002o.nwc


 ■中国は沈みゆく岩か?

 中国の指導部には、自国は今や、経済力においても軍事力においてもアメリカと肩を並べる超大国になったという思い込みがある。

 ことし4月、胡錦濤国家主席がワシントンを訪れたが、その真意は、米中両超大国がそれぞれの考え方で世界を動かしていこうという働きかけだった。当然、アメリカに一蹴された。

 アメリカにしてみれば、中国が弱小で発展途上にあるのなら、国際ルールに反する行為も多少は大目に見ることもできた。しかし世界を仕切ろうという超大国であれば、それはもはや許されないと考える。

 中国は、世界が要求する民主化、人道主義、環境対策に取り組み、変貌(へんぼう)しなければいけないのに、中国指導部はそこが理解できていない。傲慢(ごうまん)であり、身の程知らずというほかない。

 米ソ冷戦は国際社会の陣取り合戦だった。アメリカは、縄張り争いでは中国を脅威とは見ていない。

 だが、中国が軍事的にアメリカの安全と利益を脅かす、あるいは日本と衝突して経済を混乱させるような事態に直面すれば、軍事力をもって中国を叩(たた)く。これがアメリカの考え方だ。

 今、アメリカは艦隊の6割を太平洋に配置している。最近の太平洋における演習では航空機1000機を集めた。グアム島には「暗闇の暗殺者」と呼ばれるB2ステルス爆撃機を4機配備済みだ。

 中国の戦略は核弾頭を搭載したICBMと5000機の航空兵力でアメリカ本土を狙い、アメリカの戦意を喪失させようというものだが、アメリカの最新の電子装備を持つ軍事能力と偵察能力の前には身動きできないだろう。

 しかも、ブッシュ大統領は核による先制攻撃を明言しているから、中国の動向によっては中国本土への核攻撃も否定できない。

 米ソ冷戦で、ソ連はなぜ抑止力を失い、体制崩壊したのか。中国はその歴史も学んでいない。私には、中国は国際社会の大きな流れの中で沈みゆく岩に見える。

 中国は滅亡への道を歩んでいる。本書は、米中冷戦の現実と、アメリカの決意を知ってほしいとの思いから書いたが、中国の指導者たちにこそ読んでもらいたい。

                  ◇

日高義樹
 1935年名古屋市生まれ。東京大学文学部英文学科卒。59年NHKに入局。外信部、ニューヨーク、ワシントン支局長、アメリカ総局長を歴任。ハーバード大学客員教授を経て現職。テレビ東京の「日高義樹のワシントン・リポート」は11年続く人気番組。日米関係を中心に著書多数。
by sakura4987 | 2006-08-07 07:56

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