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◆【防衛レーダー】戦争と新聞の責任 (世界日報 06/8/23)


 私は、読売新聞は、とっていない。だから、朝日から出た例の小冊子、「『靖国』と小泉首相」で、「二〇〇五年八月十五日の紙面から、戦争責任の所在を明らかにすべきだというキャンペーンを始め」られたことは承知していたが、どんなことが書かれているか、または書かれていないかは、知る由もなかった。

 ところが、はしなくも、この十八日付「産経抄」が、一年続いた「検証・戦争責任」という連載が、同社の事実上の創業者である正力松太郎氏が、「いわゆるA級戦犯容疑者(不起訴)として一時、巣鴨に収容された」事実は、ついに触れなかったことを教えてくれた。

 「言論界でもうひとりA級戦犯容疑者(同)とされた徳富蘇峰の言動はとりあげながら」これでは「腑に落ちない」と、筆者氏はおっしゃっているが、これも何回も申し上げた「新聞が何事かを企んで激すると、必要なことが書かれず、必要でないことが書かれるようになる」好事例というものなのだろう。

 読売新聞は、本当にあの戦争の責任を究明したいとお思いなら、一章、「報道」の部を設け、「新聞の責任」と「便乗」「煽り」について、徹底的に追及されるべきではなかったのか。

 そうではなくて「あれは、正力氏が一時、内閣顧問を命じられていたから」くらいで片づけ、己も被害者であったかのように振る舞うと、津田塾大学講師だった掛川トミ子さんが見つけられた「ジャパンクロニクル」のような新聞が、わが国からなくなると、私は思う。

 蘆溝橋事件勃発直後の昭和十二年七月十六日同紙社説は、こう書いている。

 「政府の公式発表の方が新聞に比べて余程宥和的であり、好戦性の度合いはより少ないと言える。新聞が世論を喚起し鞭撻してきたやりかたは、日本政府が和解工作による妥協をはかろうとする場合、厄介な阻害要因となる危険性の兆しが現われているのではなかろうか」(「日米関係史4」東京大学出版会刊1972年)

 今、あの戦争の責任究明に懸命な読売が、同じ日、どんな社説を載せていたか、私は知りたい。

 往時と異なり、新聞は、視聴率第一主義のテレビを傘下に抱えている。新聞に比し、関係者の勉強度は劣るのに、煽動力は遙かに強い。先ずは御自愛を。
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by sakura4987 | 2006-08-23 15:29

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