◆拉致問題における、教育現場の実態
■野牧雅子氏から頂いたメールを転送します。
※以下、転送します。//////////////////////////////////////////////////////
以下のメールは私の尊敬する方からのご報告です。
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毎日暑い日が続きますが、お元気ですか。
本日職員会議にて、、拉致問題の学習を取り上げるよう再度申請しましたが、下記のような反対意見が出て、実行するに至りませんでした。残念ながらなかなか進みません。
X:何回も繰り返していいるが、拉致問題を取り上げないことは、外国人の在日の問題を取り上げているのに、全体の奉仕者である公務員としておかしい。日本が悪くないと行けないという意識を一回取り払って欲しい。
A :この問題については、わからないので指導できない。
X:わからない内容については、学習して指導している。他の内容でもそうしているので、今回も学習して指導すればよい。
A :それはそうだが。
B :拉致問題の不当性については理解するが、拉致被害者を応援する者たちの政治姿勢が、ナショナリズムを煽っている。それが問題である。それらの人たちと、私は歴史認識を異とする。
X:歴史認識に違いがあってもかまわない。しかし、日本人が拉致されていることに声をあげるのは、当然であり普通のことである。どこの国でも、このようなことが起こったら、学校で教えると思う。
C :北朝鮮の中には、北朝鮮で生きることが幸せだと思っている人がいるかも知れない。したがって、このように北朝鮮を悪く思わせる授業はよくないのではないか。
X:テレビ等でも放送されているように、命がけで脱北している人たちがいる。RENKの李英和先生もこの状況をテレビで訴えている。
X:ご意見を伺ったが、拉致問題を取り上げられrない理由というものが、わからない。ここ10年ほどの、近江八幡市の人権教育の内容を確認すると、強制連行や従軍慰安婦が取り上げられている。皆さんはこれらを教えてきたと思うが、お配りした資料にあるように、朝日新聞でも「強制連行」は使用しなくなってきているし、民団の冊子からも「従軍慰安婦」がなくなっている。日本に加害性があるものすぐに取り上げ、北朝鮮が事実として認めている拉致について、腰があがらないのは何故か。
また、我々は国庫負担金として2分の1を国税から支出されている。ということはごく僅かではあるが、拉致被害者家族の税も受け取っていることになる。ここは日本の中学校である。拉致問題について取り上げられないのは何故なのか説明して欲しい。
一同:沈黙
校長:今回で結論を出すことは難しい、考えていかなければならない問題であるが、今回はここまでとしたい。
X:ありがとうございました。
以上。抜けている部分もありますが、こんな感じです。
しかし、今年度から赴任した校長は、全体の場で私の提案を許してくれました。今までの校長はその前の段階で握りつぶしていたので、次の機会にまた頑張ります。