◆高校教科書 靖国訴訟の記述不適切 神政連、3社に公開質問状 (産経 06/9/5)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060905-00000008-san-soci
来春から使用される高校教科書の靖国訴訟の記述が不適切だとして、神社界の国民運動組織「神道政治連盟」は4日、発行元の実教出版、清水書院、桐原書店の3社に公開質問状を提出した。
小泉純一郎首相の靖国神社参拝をめぐる訴訟では、最高裁、高裁、地裁で13件の判決と、最高裁決定2件があり、すべて国が勝訴。うち福岡地裁と大阪高裁は参拝を違憲と判断したが、主文と無関係の「傍論」の中での判断で拘束力はない。
しかし、教科書には「地裁・高裁レベルで、公的参拝であるとして違憲と認定する判決がある一方、私的参拝であるとする判決も出ており、判断が分かれている」(清水書院「現代社会」)などと違憲の印象が強い記述がある。
公開質問状は(1)記述の理由と意図(2)首相の靖国参拝をめぐり、初の最高裁判断となった今年6月の判決と決定を踏まえた訂正を行うかどうか-などを22日までに回答するよう求めている。