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◆[台湾政局混迷]「地域の不安定要因になっては…」 (読売 06/9/15)


http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060914ig91.htm

 台湾の陳水扁政権のレームダック(死に体)化が急速に進んでいる。

 台北では陳総統の退陣を求める集会が連日続く。1年半以上もの長い任期を残し、政局混迷で政権の当事者能力は著しく低下している。中台関係や、日本をはじめ地域の安全に大きな影響を及ぼす台湾情勢への注視が必要だ。

 陳政権のレームダック化の導火線になった要因は二つ。総統再選の余勢を駆って臨んだ立法院(国会)選挙の敗北と、クリーンさを看板としてきた与党・民進党絡みの不正事件の続発である。

 陳総統周辺でも不正疑惑が相次いでいる。5月に娘婿が株のインサイダー取引容疑で拘束された。総統夫妻にも機密費の流用疑惑が浮上し、夫妻とも検察当局の事情聴取を受けていた。

 6月には国民党など野党勢力による総統罷免案の提出という前例のない事態が起きた。罷免案は否決されたものの、陳政権の威信は大きく低下した。

 その後も、陳総統を支えた学者グループが辞職を求める声明を発表するなど、陣営内の陳水扁離れも加速の一途だ。台北で続く退陣要求集会も、陳総統のかつての同志である施明徳・元民進党主席の呼びかけで始まったものだ。

 総統自身は、「2008年5月までの任期を全うし、新しいリーダーにバトンタッチする」と再三表明している。一連のレームダック現象が、総統の早期辞任につながる情勢にはまだない。

 むしろ、現政権の早すぎるレームダック化の悪影響をどう回避するかが、台湾与野党の課題となりつつある。

 08年3月の総統選で政権奪回を目指す国民党は昨年、若手のホープ、馬英九台北市長を党主席に据えたが、陳政権に弱腰だとし、人気は下降気味だ。

 蘇貞昌行政院長ら4人の実力者が競う民進党の後継レースも、陳総統が党務から退いたこともあり視界不良だ。

 陳総統、与野党とも主導権を発揮できず「誰も、何も決めない」膠着(こうちゃく)状態の長期化への懸念が台湾で強まっている。

 台湾では今年末の台北、高雄市長選、来年末の立法院選、そして08年の総統選と、政治の季節を迎える。

 中国は独立派とみなす陳政権を孤立させるため、野党との交流拡大を進めてきた。台湾政局が混迷を深めれば、中国のつけいる隙(すき)は広がるばかりだ。

 台湾が中国の軍備増強に対抗して進めている米兵器の購入計画は、野党の反対で足踏みし、一層の遅延は必至だ。

 台湾政局混迷の余波は、地域全体の安全にも及びかねない。
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by sakura4987 | 2006-09-15 06:56

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