◆敬老の日 75歳以上「10人に1人」 総務省統計 (産経 06/9/18)
「敬老の日」にちなみ、総務省が17日発表した統計調査結果によると、今月15日現在の65歳以上の高齢者人口は、昨年より83万人増えて2640万人で、総人口に占める割合は0・7ポイント増の20・7%に達した。
欧米などで20%を突破している例はなく、国際的にも最高水準の長寿国となっている。
高齢者人口は、平成17年の国勢調査を基に推計した。
性別でみると、男性は1120万人で全体の18・0%、女性は1520万人で全体の23・2%を占めた。
高齢者のうち75歳以上は昨年より54万人増えて1208万人。
人口割合も0・5ポイント増の9・5%となり、早ければ来年にも10%を突破しそうだ。65歳以上74歳以下は29万人増の1432万人だった。
65歳以上の人口割合は、昭和25年が4・9%で、その後毎年上昇を続け、60年に10・3%。さらに20年後の平成17年に20%に達した。
欧米各国の65歳以上の人口割合は、調査年次に違いがあるが、
イタリア19・5%、ドイツ18・6%、フランス16・2%、英国16・0%、ロシア13・4%、米国12・4%など。
また、高齢者のうち就業している人は日本の19・4%に対し、米国14・5%、英国6・3%などとなっている。