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◆日本社会に広がる品質低下の危機感~大手の度重なるリコールで (USFL 06/9/25)

http://www.usfl.com/Daily/News/06/09/0925_017.asp?id=50630

 日本では、トヨタやソニーなど大手メーカーによる度重なるリコール(回収・無償交換)で、品質低下に対する危機感が広まっている。

■怠惰な若者が原因か、米国式経営の浸透か

 米国では、リコールは日常的で注目されないことが多い。しかし、品質の良さがお国自慢でもある日本では、最近の大手メーカーによる度重なるリコールは危機感をあおっている。

 品質低下の原因は「若者が怠惰になった」「米国式の経営が悪い」など意見が分かれている。最近の日本の大学では、技術者より文学や一般教養に興味を持つ学生が増えている。

 今年の全入学希望者のうち工学系の希望者は8.7%と、8年前の12.3%から大幅に減っている。東京工業大学の三木千寿副総長は「昔は製造業の第一線で働きたい学生が大勢いて、全力で頑張ったものだが、今は誰もきつい仕事に就きたがらない」と話した。

 また、米国式経営の普及による終身雇用制の廃止が原因との見方もある。富士通は「社員の志気が下がりチームワークを崩す」として業績給制度を撤廃した。

 東芝はこのほど、ソニー製のノート型パソコン用充電池34万個をリコールしたばかり。トヨタもこのほど、品質強化を図るため、8000人のエンジニアを雇用すると発表した。

■「最高の技術を持つ国」であることが重要

 「カイゼン」に代表される日本の品質管理は、かつて欧米の経営者が多くが学んだもので、世界の先端を行く高い技術は日本の独自性の中核となっている。

 そのため、リコールは犯罪率の上昇や青少年の非行などとともに社会問題として日本国内で活発に議論されている。二階俊博経済産業大臣は先月、アップル・コンピュータとデルが続けてソニー製の電池をリコールしたことを受け、ソニーに品質管理面の改善状況を報告するよう異例の通達を出した。トヨタにも運輸大臣が同様の指示を出した。

 トヨタの奥田碩元会長も「危機感が足りない」と、積極的な対策を呼びかけている。

 危機感は教育の場にも広がっている。教育関係者は、シンガポールや韓国、フィンランドの子どもに劣っている日本の子どもの学力低下を懸念している。

 しかし日本企業は依然として、デジタルカメラやカラーコピー機、太陽電池、精密光学などハイテク分野で世界のトップであるほか、トヨタも急速にゼネラル・モーターズ(GM)を追い上げ1~2年内には世界最大の自動車メーカーになる見通しだ。
by sakura4987 | 2006-10-04 16:53

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