◆歴史認識問題、首相「批判、甘んじて受ける」 (日経 06/10/10)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20061010AT3S1001C10102006.html
「私が今まで述べてきたこととの関係で批判はあるだろう。その批判は甘んじて受ける」。安倍晋三首相は10日の衆院予算委員会で、歴史認識や靖国神社参拝などを巡り首相就任前の発言を軌道修正したことを事実上、認めた。民主党の前原誠司氏への答弁。
首相は就任前に1995年の村山富市首相談話や従軍慰安婦問題に関する93年の河野洋平官房長官談話に否定的な見解を示していたが、就任後は「私も含め政府として受け継いでいる」と明言。肯定的だった首相の靖国神社参拝についても、自らの参拝は明らかにしない方針を示している。
首相は10日の答弁で「見方はいろいろある」としたうえで「責任ある立場としては結果を出していくことが重要だ。今回、訪中、訪韓をすることによって首脳同士が率直な話し合いをできる関係をつくっていくことがまずは大切だと判断した」と説明した。