◆◎◎◎ 北鮮核実験 ◎◎◎ (メルマガ 軍事情報)
今後さまざまな動きが出ると思うが、シナと韓国はまず間違いなく米による北鮮空爆に反対する。米の国内世論も、北鮮空爆には反対するであろう。
したがって、今回の北鮮の賭けは成功したと思う。国際社会が、北鮮を「核兵器保有国」として扱う新しい現実が生まれた、という意味で。
これから国連決議などいろいろ「話し合い」があるが、北鮮との話し合いは、これまでの「核兵器保有疑惑国」から「核兵器保有国」を基盤とするものへと変わり、これまで「制裁」が持っていた効力も、甚だしく色あせることとなる。
わが国にとって気になるのは核弾頭つきの弾道ミサイル発射であるが、7月5~6日にかけて行なわれたミサイル試射では、テポドンの発射には失敗しているが、わが国が射程となる「ノドン」「スカッド改」の試射には成功している。
北鮮が、ミサイル弾頭に装着できるほどの核の小型化技術を持っているかどうかは不明だが、核弾頭つきのノドンとスカッドを北鮮が保有した、と考える必要があると思う。今後、北鮮とシナはわが国や米国との外交交渉の過程で北鮮の核攻撃をちらつかせてくる。それにビビらない国民の覚悟・姿勢がきわめて重要であろう。
本日をもって、東アジアの安保環境は根本的に変化した。わが国がなすべきことは以下の点である。
1.日米同盟をさらに強化すること
1.韓国を導き協調する必要はあるが、その動きに引きずられてはならない
1.シナ・北鮮の心臓部を壊滅させ得る核兵器と運搬手段を保有し、相互確証破壊に基き自国の安保を担保すること
1.シナは味方ではない。今回の事態を自国有利に取り扱うことは明白である。このことを改めて肝に銘じなければならない
以前からマガジンを通じて「統一朝鮮には厳戒が必要」と伝えてきたが、目に見える形でその脅威が具現化してきた。
統一までには時間がかかるのかもしれないが、半島は本日、核兵器を保有した。
その矛先は、誰あろうわが国である。シナの核保有とはまた違う種類の、直接の脅威が誕生した。
余談であるが、本日、沖縄で米軍のPAC3陸揚げが阻止されているとのニュースが流れている。これは、某勢力によるサボタージュである。きょうという日に、わが国がこういう事態を見過ごしているようでは困ったものだ。