◆北朝鮮関係者「全面制裁は宣戦布告とみなす」・韓国通信社に発言 (日経 06/10/11)
韓国の聯合ニュースは11日、北京駐在の北朝鮮政府関係者が国連安全保障理事会で議論している対北朝鮮制裁決議について「もし全面制裁になれば宣戦布告とみなす」と語ったと報じた。
「全面制裁」には「海上封鎖も含まれる」と指摘。北朝鮮に出入りする船舶の臨検を盛り込んだ米国の決議案原案をけん制した。
追加実験の可能性は「政治、外交的な判断によってなされるだろう」と強調。「米国の脅威がなければ核を必要とする理由はない。敵対的な態度と策動をしないと約束すれば我々は核を放棄することができる」と米国に直接対話を求めた。
韓国紙・ハンギョレ新聞によると、北京の北朝鮮大使館関係者は「核実験は予想より小規模だったが、小規模の成功は大規模も可能だということを意味する」と警告。
同時に「核実験は核保有のためのものであり、追加措置も当然可能だ」と語った。武力行使や船舶の臨検などを含んだ制裁決議案には中国が同意しないとも主張した。