◆統一旗に「独島」加えよ 北朝鮮要求 韓国に波紋 (西日本 06/10/30)
韓国と北朝鮮が2008年北京五輪の南北統一チーム参加について話し合う中で、北朝鮮が団旗の朝鮮半島地図に、日韓両国が領有権を争う竹島(韓国名・独島(トクド))を加えるよう主張していることが分かった。これを韓国側の大韓体育会が拒んでいることも判明。
韓国国会から「韓国領・独島の存在を否定するような体育会の態度は問題だ」との声が上がり、波紋を広げそうだという。
韓国の通信社・聯合ニュースによると、北朝鮮側は昨年12月の南北体育会談で「世界にわが国の正しい姿を知らせる必要がある」として、朝鮮半島と済州島が表記された従来の団旗に竹島を加えるよう提案。これに対し、大韓体育会は「前例が確立されており、従来の団旗を維持することが望ましい」と主張した。
今年6月の再会談で体育会側は、北朝鮮の提案に理解を示しつつも、「独島表記は外交的対立をもたらしかねない」と否定的な姿勢を貫いた。
この経緯を最近知った国会の文化観光委員会は「予算の92%が国庫と基金で賄われている大韓体育会は公益団体。韓国体育外交の代表として国益確保の先頭に立つべきだ」と怒っているという。