◆ロシア機へのスクランブル急増、伊豆諸島まで飛来 (読売 06/10/31)
ロシア機が日本の領空を侵犯するおそれがあるとして、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)するケースが、今年度に入り、急増していることが分かった。
ソ連崩壊後、ほとんど見られなくなっていた、太平洋側を南下するケースも確認され、中には伊豆諸島の西側まで飛来したケースもあった。防衛庁は「ロシアは国防費が増えており、今後とも注視したい」としている。
同庁統合幕僚監部によると、今年度上半期のロシア機に対する緊急発進回数は139回。前年同期(72回)に比べてほぼ倍増し、過去10年で年間最多だった1996年度の159回を超えそうだ。
一方、昨年度に過去最高の107回を記録した中国機に対する緊急発進はわずか1回にとどまっている。