◆【独女通信】たそがれ独女に温もりを与える?付き添いサービスとは・・
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2657689/detail
一人の誕生日
一人で行動できるのが“大人の女性”だといわれているが…。
先日誕生日を迎えた田所恵理菜さん(仮名37歳 IT関連)は「自分にご褒美って感じでエステにいったんです。お肌はピカピカになったけど、来年も再来年も誕生日に一人かなって思うと滅入っちゃいますね」と苦笑する。
さまざまな所でお一人様向けのサービスは増えているものの、一人はやっぱり寂しい。そんなある日、独女の心を救うユニークなサービスを見つけた。
和田行政書士事務所・和田学さんが始めた“付き添いサービス”は、「1人で夕食を食べたくない」「なんとなく寂しい。誰かと話がしたい」「誕生日を一緒に過ごして欲しい」といった相談にも対応している。
1983年生まれの23歳、細身で笑顔がなかなか素敵な和田さん。独女から見れば、まるで年の離れた弟のような男性だ。そんな彼の付き添いサービスを利用しているのは、どんな人か?どんな依頼が多いのか?伺ってみた。
「既婚者と独身者の割合は半々で、年代はバラつきがありますが…。20代の方もいらっしゃいます。街を一緒に歩いたり、食事をご一緒させていただき、お話を伺ったりという依頼内容が一番多いです。つまりは、話し相手・聞き手ですね。日常生活にほんの少しのぬくもりを与える仕事です」。
もちろん有料だが、値段は相談者の予算で決めているそうだ。
相談者にはリピーターが多い。「遠方の方の場合、メールのやりとりが続いていたり、電話相談を受けることもよくあります。このサービスを始めてまだ半年ほどですが、一度の付き添いで連絡が途絶えた方は、まだいらっしゃいません。相談者の方々に恵まれているのだと思います」とのこと。
気がつけば、コンビニのレジでしか言葉を交わしていない、同期の女性が退職してしまって、ランチタイムはいつも一人…。一人でいることに慣れてしまった、いや、なれた振りをしている独女たち。
行きたい所があっても見ないふりをすることも多い。
国立社会保障・人口問題研究所「結婚と出産に関する全国調査」によれば、18歳以上50歳未満の独身女性のうち、44.7%が交際している異性がいないという。
話し相手がいない独女は、ますます増加の気配。この先「日常生活にほんの少しのぬくもりを与える」仕事も増加していくに違いない。