◆資産公開:「ばかばかしい制度だ」溝手国家公安委員長 (毎日 06/11/03)
http://www.mainichi-
msn.co.jp/today/news/20061103k0000m010128000c.html
溝手顕正国家公安委員長(64)は2日の閣議後会見で、閣僚の資産公開について「本当にばかばかしい制度だ」と批判した。制度は84年に始まり、01年の閣議決定で「公職の清廉さを保持し、政治と行政への国民の信頼を確保するため」と規定している。
溝手委員長は「いつの間に、こういう趣味の悪い制度ができたんだろう。(資産を)のぞく人はあまりよい趣味ではない。ワイドショー並み」と淡々と話した。
しかし、委員長はその後、警察庁を通じ「政治家がみなクリーンな活動をするようになれば、国民の関心もなくなって、やめようという声が出てくるのではないか」などと微妙に軌道修正するコメントを出した。
溝手委員長は広島県三原市長などを経て、93年の参院広島選挙区補選に当選し3期目。閣僚としての資産公開は今回が初めて。
また、久間章生防衛庁長官(65)は閣議後会見で「あまり人の財布をのぞきたいという趣味に合致した制度はどうかな。(政治倫理とは)関係ないと思う」と制度に疑問を投げかけた。