◆集団的自衛権の見直し必要、額賀前防衛長官が見解 (読売 06/11/04)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20061104it14.htm?from=top
額賀福志郎・前防衛長官は4日、政府の憲法解釈では禁止されている集団的自衛権の行使について、「北朝鮮が武力行使に踏み切り、日本に飛んでくるノドンを米艦が撃ち落としている時、近くにいる日本のイージス艦が米国に飛んでいくテポドン2を憲法問題を理由に傍観することがあっていいのか」と述べ、行使を認めるべきだとする見解を表明した。
東京・大手町の経団連会館で開かれた緊急国際シンポジウム「北朝鮮の核実験と東アジアの安全保障」で講演し語った。
ただ、「地球上どこででも(米軍との)共同対処を要求されることには、一定の制限を付けなければならない」とも語り、行使容認は日本周辺が中心となるという見方を示した。
また、北朝鮮情勢に関連し、「『自衛隊も(巡航ミサイル)トマホークのような攻撃兵器の所有も含め、米軍とのより高度な共同対処体制を構築するための議論を俎上(そじょう)に乗せてもいい』という意見について十分議論し、合理的結論を出す必要がある」と述べた。
弾道ミサイル発射や核実験を受け、日本として敵基地攻撃能力を持つことも検討する必要があるという考えを示したものだ。