◆英情報局、テロ予備軍200グループ1600人を追跡中 (日経 06/11/10)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20061110AT2M1001Z10112006.html
英情報局保安部(MI5)のマニンガムブラー事務局長は9日、MI5や警察が英国内のテロ予備軍として約200のグループ、1600人の動向を追跡していることを明らかにした。
事務局長は「英国内で大量殺害を狙ったテロ計画は30近くにのぼる」と語り、国際テロ組織アルカイダと関与を持つ英国人の若者が増えていると述べた。
ブレア英首相も10日、「テロの脅威は年々高まっており、一世代にわたって続くだろう」と述べ、MI5の見方を支持した。
マニンガムブラー事務局長は殉教ビデオなどの分析からテロ容疑者らの動機が「英政府の反イスラム政策、特にイラク、アフガニスタンへの関与が大きい」と指摘。
英国の外交政策がテロ予備軍を増やす一因になっているとの見方を示した。テロ予備軍に加わる若者は「過激思想を持つ友人や家族に影響されて国内外でテロ組織の訓練を受けている」とも述べた。