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◆【主張】ガス田開発 日本は対抗措置の実施を (産経 06/11/11)


http://www.sankei.co.jp/news/061111/edi000.htm

 東シナ海の日中中間線付近の平湖ガス田群にある中国の採掘施設「八角亭」のやぐらから、炎が出ていることを日本政府が確認した。

 試掘の可能性もあるが、本格的な生産開始とみられる。政府は事実関係を早急に確認し、断固たる措置をとるべきだ。

 塩崎恭久官房長官は「日本の200カイリ内の海域での不当な事実の積み上げに強い関心と懸念を有している」と述べた。日本の主権的権利がかかっており、当然な認識である。

 日中中間線付近の石油ガス田は地下構造が日本側とつながり、ストローのように吸い上げられてしまいかねないとかねて指摘されていた。八角亭をめぐっては今年8月に建設が確認された際、安倍晋三官房長官(当時)が「強い関心と懸念」を表明した。

 それを無視しているとしかいえない中国の対応はきわめて問題だ。

 谷内正太郎外務事務次官は王毅駐日中国大使に抗議したが、王大使は「受け入れられない」と述べた。中国外務省の副報道局長も9日、日本の抗議に対し「中国が近海の大陸棚で進める正当な開発活動だ」と反論した。

 中国側は一方で、中間線まで数キロと近い「白樺」(中国名・春暁)ガス田の海底地質のデータ提供などに関する日本の要請を拒否している。

 日中両国は、安倍首相と胡錦濤国家主席らとの会談後、「双方は、東シナ海を平和・協力・友好の海とするため、双方が対話と協議を堅持し、意見の相違を適切に解決すべきであることを確認した」とする日中共同プレス発表をまとめたが、こうした中国の対応では友好の言葉が泣こう。

 中国は着々と既成事実を積み重ねている。それは日本側が排他的経済水域(EEZ)の境界として主張してきた日中中間線の西側での単独開発である。

 中国海洋石油は8月、白樺ガス田の生産を開始したと自社ホームページで明らかにした。

 中国探査船「南海502」が今年8月下旬から今月末まで、中間線西側で探査を行っているのもその一環だ。

 中国側が八角亭の開発を中止しないなら、日本側は試掘などの対抗措置に踏み込むべきだ。そうしなければ、日本は自国の権益を失ってしまう。権利を主張しなければ権利は守れない。
by sakura4987 | 2006-11-11 10:43

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