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◆国家情報院長の交代で途絶えたスパイ捜査の消息 (朝鮮日報 06/11/09)


http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/09/20061109000018.html

 386世代(1990年代に30歳代で80年代に大学に通った60年代生まれの学生運動家)の元運動家らが中心となった「一心会スパイ事件」の捜査の消息が突然途絶えた。

 捜査の事実が明らかにされた当初は、一心会が北朝鮮の対南工作部署とやりとりした暗号指令文や報告文、工作金授受の内訳が次から次へとあらわれていた。

 また一心会の会員らが中国で北朝鮮工作員と接触した秘密アジトの映像がテレビで放映され、スパイ組織の核心人物らが対南事業における功労によって祖国統一賞・民族統一賞を受け取っていた事実も明らかにされた。

 国家情報院の金昇圭(キム・スンギュ)院長も、「さらなる容疑者の追跡を行っている」と発言していた。

 しかし今月1日、後任の国家情報院長に金万福(キム・マンボク)第1次長が内定してから、国家情報院によるスパイ捜査の消息が突然途絶えてしまった。五里霧中の状態に陥った一心会スパイ事件の捜査状況は、国民の目にも異様に映っている。

 今回の事件では、主犯格とされる人物が386世代という特定集団と財界で積み上げた社会的地位を利用し、権力の中心をはじめとする政界・官僚・財界・労働界・社会団体・NGO(非政府組織)の386世代と広範囲に関係を結んでいたことが明らかになった。

 そして同時に大韓民国が北朝鮮のスパイ攻勢に無防備であるという衝撃的な事実も明らかになった。

 そこへ国家情報院の内部・外部の非協力的な姿勢をものともせず捜査にあたってきた金昇圭国家情報院長が辞意を表明したため、この後の捜査の展開に国民の関心が集まった。

 さらには、政府が金院長の後任人事で、金院長が「適切でない人物」と語っていた人物を登用したことで、国民の関心は猜疑(さいぎ)心へと変わってきていた。

 スパイ容疑者らも開き直った態度を見せた。国家情報院長を容疑事実の公表を理由に告訴し、精神的苦痛による損害の賠償を求める訴訟を起こした。

 スパイ容疑者の弁護士は「調査50分、休憩10分」の形式による捜査を、午後8時を越えて行うのは人権侵害にあたると抗議した。

 与党議長(代表にあたる)は一心会の捜査に乗り出した国家情報院長の発言が軽率であると公式に厳しく非難し、大統領府の関係者らは「宗教くらいにしか関心のない人物」と国家情報院長に対する人身攻撃まで行った。

 しかしどのような力が働き、どんな隠ぺい工作が行われても、国民の目を一心会スパイ事件からそらすことはできない。

 一心会がどんな国家機密を探っていたのか。誰が彼らに抱き込まれたのか。彼らがスパイであることを知りつつ、もしくは知らないまま彼らに情報を提供した人物は誰だったのか。

 また彼らの影響下にありながら政府の意志決定に参加した人物がいなかったのか。今回の事件は国家の安保や危機管理に直結する問題であり、決してうやむやに終結させるわけにはいかない。そのことを国民はよく知っているのだ。
by sakura4987 | 2006-11-11 10:43

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