◆中国、国連機関選挙で連勝・WHOに続きITU、日本は連敗 (日経 06/11/17)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20061117AT2M1403A17112006.html
マーガレット・チャン(陳馮富珍)氏をかついで世界保健機関(WHO)の次期事務局長の座を射止めた中国が、国際電気通信連合(ITU)ナンバー2を争う選挙でも圧勝した。
半面、日本はWHO事務局長選で落選した尾身茂・西太平洋地域事務局長に続き、ITUナンバー3の局長選でもNTT取締役の井上友二取締役最高技術責任者(CTO)が惜敗。勢いの違いを見せつける結果になった。
ITUはトルコのアンタルヤで開催した全権委員会議でナンバー2である事務総局次長に中国の趙厚林・電気通信標準化局長を選出。
後任の同局長ポストに立候補した井上氏は2回目の投票まで首位を守りながら、3回目の決選投票でわずか4票差でマルコム・ジョンソン英通信省国際調整官に追い抜かれた。
関係者の間では、中国は今月4、5日に北京で開いたアフリカとの首脳会議で多額の援助を表明するなど一連の国連機関選挙を意識した動きが目立ったとの指摘が多い。