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◆統一相人事聴聞会:親北姿勢際立つ次期長官に野党が反発 (朝鮮日報 06/11/18)


与党議員も苦言

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/11/18/20061118000028.html


 17日の李在禎(イ・ジェジョン)次期統一部長官に対する国会の人事聴聞会が終わった後、野党議員らは「思想や歴史観、政策能力などの面で、長官にするには多くの問題がある。統一部長官として適切ではないという意見が多い」と話した。

 李氏は「金日成(キム・イルソン)についてどう評価するか」という、ハンナラ党の高興吉(コ・フンギル)議員の質問に対し、「後世の歴史が評価するものであり、その歴史的評価はまだ定まっていない」と述べた。

 そして自らのこうした評価は「歴史学者らの一般的な見解を伝えたものだ」とした。また金正日(キム・ジョンイル)総書記に対する評価については「現在北朝鮮の指導者という地位にあるため、公の場で評価するのは適切ではない」と答えた。

 続けて李氏は、「金日成は後世の歴史が評価するというが、では朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領についてはどう評価するのか」という質問に対し、約10秒間沈黙した後、「4・19革命以後に軍事クーデターで政権を掌握し、18年間在任する中で相当な経済発展に寄与した」と答えた。

 また、鄭夢準(チョン・モンジュン)議員(無所属)からの「過去における韓国の軍事政権は統一の障害だと批判していたが、北朝鮮の軍事政権はなぜ批判しないのか」という質問に対し李氏は「北朝鮮は統一しなければならない相手だ。韓国内部の体制を批判することと、北朝鮮を批判することは違う」と述べた。

 李氏はまた、「スパイ団事件、ドル札偽造、麻薬密輸など、北朝鮮による国際的な違法行為が次々と判明している」という、ハンナラ党の朴振(パク・チン)議員の発言に対して「あなたが列挙した中で、確たる証拠があるものは一つもないと思う」と答えた。

 そこで朴議員がさらに「北朝鮮では拷問、公開処刑、女性に対する人権侵害、外国人の拉致なども行われている」と問いただすと、李氏は「民主化した国でも似たような経験を持っている。列挙された事項を検証する方法はない。事実なのか否か判断できない」と答え、

 また「北朝鮮の体制崩壊など事態の急変に備えてどう対応するのか」という質問に対しては「事態が急変した場合には国防部や他の部署が対処するのであって、統一部がすることではない」と答えた。

 そして「武力、経済力で勝る韓国への吸収統一など考えてはいけないし、その方向に進んでもいけない」とも述べた。

 また李氏は、「北朝鮮に信教の自由はあると思うか」という質問に対し「北朝鮮にも長老派やカトリックがあり、教会を建てて神の歴史を伝えようとしている点で、一つの歴史的な発展だと思う」と答えた。

 このほかに李氏は「南北を結ぶホットラインの構築を推進する」「コメ・肥料の支援は、国会で十分な合意をしてくれればすぐに再開できると思う」「金剛山観光や開城工業団地の事業は民間事業であり、政府が中止させることではない」「韓半島(朝鮮半島)は今、過去に比べて平和な時代だ」などといった主張を繰り広げた。

 さらにこの日の聴聞会では、李氏の最近の発言なども問題として取り上げられた。だが李氏は自らの発言が問題視されるたびに「それはそういう意味ではなく…」という答えを繰り返した。

 「ブッシュ(米国)政権は北朝鮮の体制崩壊を目指す政策を放棄しなければならない」という、今月15日の民主平和統一諮問会議(民主平統)での講演内容については「真意が誤って伝わった」と述べたが、この発言をめぐっては与野党ともに不適切だと指摘した。

 またハンナラ党の高興吉議員も「真っ当な精神状態でそういう発言ができるのか」と非難し、与党ヨルリン・ウリ党の鄭東采(チョン・ドンチェ)議員も「そういう発言はするべきではなかった」と苦言を呈した。

 また、2002年の大統領選当時、韓火グループから違法な政治資金10億ウォン(約1億2500万円)を受け取ったことに関連し、ウリ党のイム・ジョンソク議員が「あなたが大統領選の時のことで(事件に連座してしまったため)常にすまないという気持ちを持ち続けている」と述べたのに対し李氏は「世の中には濡れ衣を着せられた人もたくさんいるから…」と言い、「そういう形で政治に関わったことへの責任を感じながらこれまで過ごしてきた」と述べた。


李在禎氏に対する人事聴聞会での質疑と答弁

● 6・25戦争(朝鮮戦争)は北朝鮮の南侵(によって起こった戦争)なのか:「この場で定義して発言するのは適切ではない」→「南侵という事実は否定しない」

● 金日成(キム・イルソン)の評価:「後世の歴史が評価する」

● 国連の北朝鮮に対する人権決議案に対する所信:「政府が賛成したのに、違った話をするわけにはいかないだろう」→「わたしも賛成する」

● 金剛山観光・開城工業団地の事業中止:「政府が中止させることではない」

● 北朝鮮に対する制裁の必要性:「対話のための一時的な手段にするべきだ」

● 南北を結ぶホットライン:「構築を推進する」

●「核の傘」の概念を知っているのか:「正確な内容は知らない。マスコミを通じて見ている」

黄大振(ファン・デジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
by sakura4987 | 2006-11-19 11:39

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