◆男性は料理、女性がはし作り 男女共同参画体験講座 (名古屋 06/11/19)
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原村教育委員会と県諏訪地方事務所は18日、村中央公民館で男女共同参画社会づくり体験講座を行った。村内を中心に夫婦と子どもたち約40人が参加。
男女の役割分担意識を打破するため、男性がおにぎりなどの昼食づくり、女性は小刀を使った、はしづくりを体験。県男女共同参画センター職員や信大教授の講座を通じて自立と共生について認識を深めた。
同村は現在、男女共同参画のプランがないため「男女共同参画についての基礎知識を習得してもらおう」(村生涯学習課)として開催した。
県男女共同参画センター専門員の小浜知実さんは、男性と女性の持つ意識をウルトラマンとシンデレラに例え、それぞれが持つ異性への欲求や不満などを紹介。
ウルトラマンは、お互いを必要とし、理解しようという「共生」、シンデレラは自らで決めて選択し、尊重する「自立」がそれぞれ苦手だとし、「男向き、女向きと言われる仕事の体験を通じて対等な第一歩を体で感じてほしい」と話した。
男性は、子どもたちと一緒に、のりをユニークな形に刻んだ特製のおにぎりと豚汁の昼食料理づくりに取り組んだ。一方、女性たちは、霧ケ峰高原の雑木のズミを使ったはしづくりに挑戦。小刀を使って、オリジナル作品を作り上げていた。
妻と2人の子どもと参加した男性(36)は「普段は料理作りはまったくやりません。楽しいですね」と話していた。