◆強制動員 生々しく 佛大で台湾人元慰安婦が証言 (京都 06/11/22)
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mid=P2006112200075&genre=K1&area=K1A
旧日本軍の従軍慰安婦だった台湾人女性の証言を聞く集い「アマー(おばあさん)たちの戦争」が21日、京都市北区の佛教大で開かれた。フィリピンや中国大陸で慰安婦として従事させられた3人が、強制動員の実態や戦後も続いた心身の苦しみを涙ながらに語った。
3人は市民団体「旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実行委員会」の招きで来日した。集いは同大学が主催し、学生や市民ら約100人が聞き入った。
広東省で1日30人の相手をさせられたという呉秀妹さん(91)は「将校に短剣で脅され『国のために働け』と言われた。戦後も生理不順が続いて子宮を摘出したため、子どもを産めなかった」と声を震わせた。
フィリピンの慰安所に送られた女性(83)は「家に来た日本人は両親に『娘さんには看護助手をしてもらう。同意しないと殺す』と迫った」と涙をぬぐいながら語った。
慰安所での性暴力が原因で3回流産したという先住民タロコ族のイアン・アパイさん(78)は時折、日本語を交えながら「日本政府は謝罪、賠償し、私の尊厳を回復してほしい」などと訴えた。