◆ヒズボラが大規模抗議集会 レバノン首都に数十万人 (産経 06/12/02)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/middleeast/061202/mda061202000.htm
1日、ベイルートで行われたイスラム教シーア派組織ヒズボラの大規模デモに集まった支援者ら(ロイター)
シリアやイランの支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどは1日、首都ベイルートで、反シリア派主導のシニオラ内閣退陣を求める大規模抗議集会を実施した。反シリア派は11月23日、十数万人規模の集会を実施したが、この日の集会はそれを大幅に上回る数十万人規模とみられる。
ヒズボラ側は内閣退陣を求め政府庁舎前にテントなどを設営、数日間座り込みを続ける構え。ヒズボラ幹部は「内閣を打倒するまで抗議行動を続ける」と話している。ヒズボラは大衆動員力を背景に、シニオラ内閣に圧力をかけ続ける方針だ。
ヒズボラなどと首相らは、ヒズボラなどの閣僚を増やした挙国一致内閣の樹立や、先に内閣が承認したシリアの関与が強く疑われているハリリ元首相暗殺事件の国際特別法廷設置をめぐって対立。ヒズボラなどの閣僚6人が辞意を表明、首相退陣へ圧力を強めていた。

