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◆防衛「省」昇格/諸外国並みへ是正継続を (世界日報 06/12/05)



 防衛庁が省に昇格することが確実となった。感情的な反発を示す向きもあるが、むしろ遅過ぎたとも言える当然の措置であり、支持する。これを機会に防衛をめぐる異常な状況を、諸外国並みに是正する努力を継続してもらいたい。

雑務扱いにしてきた誤り

 わが国では防衛問題を「その他の行政」として“雑務”扱いしてきた。防衛庁は、省で処理される主要な行政課題以外の雑務を処理する総理府の外局としてスタート。その後、政府機構の改革で内閣府の外局とされていたのはこのためである。

 しかし、国家の防衛問題を司(つかさど)る防衛行政は、諸外国では最も重要な政府の任務だ。それは社会集落が防衛を目的に成立し、それが都市国家を経て現代国家に成長したという歴史的経緯からも明らかである。日本や諸外国で発掘された社会集落の遺跡周辺に必ず壕(ほり)があり、その真ん中に高い見張り棟があった礎石が残っているのはそのためだ。

 かつて自由放任主義を唱えたアダム・スミスは、政府の役割をできるだけ少なくするよう主張した。そのスミスでさえ、国内の治安維持とともに国家防衛機能は政府―国家が保有するよう主張しているのも、同様な理由に基づいている。逆に、国家以外の団体が防衛機能を持てば、ろくな結果は生まれない。

 中国の人民解放軍は国家の軍隊ではなく独裁政党である中国共産党の軍隊である。だから、青年・学生の民主化要求を軍の出動で弾圧した天安門事件が発生したのである。ナチス・ドイツやフセイン支配下のイラクでは、国軍のほかに独裁政党であるナチス党、バース党が親衛隊を保有し、反対勢力を弾圧した。

 財政、産業政策などの誤りは国家・国民に大きな被害を与えるが、それだけで国家が滅亡することはない。誤りに気付いて修正が可能である。だが、防衛政策の誤りは国家の存亡にかかわることが多く、かつなかなか短期間には是正し難い性質がある。だからこそ、諸外国は防衛行政を政治の最重要課題と位置付けているのだ。

 防衛行政を雑務扱いにしてきたために、省より格下の防衛庁で処理させた。また、防衛庁長官は閣僚ではあるが、防衛行政の主任は内閣府の長である首相であり、防衛庁長官は省の大臣のように重要課題を処理する権限がなかった。

 諸外国では国防大臣は最重要ポストであり、政府を構成する人事の際には外交、財務大臣とともに真っ先に決定されている。だが、わが国では長らく防衛庁長官は“伴食大臣”と言われ、組閣の際には最終段階での派閥間のバランス調整の結果、与党の反主流派に属する議員が就任することが多かった。国会の場でも、予算などの重要法案を通すためにいつも防衛絡みの答弁が譲歩を迫られた。

 防衛庁の省昇格に反対する勢力は、軍国主義が復活し、明日にも戦争が始まるなどの事態となるかのように非難している。だが、実態は異様な事態が是正され、やっと諸外国並みになるだけである。

呼称の使い分けをやめよ

 ただ、異常な状態はほかにもある。陸海空軍と言うべきところを陸海空自衛隊と呼び、「自衛隊は国際的には軍隊だが、国内的には軍隊ではない」といった詭弁がまかり通っている。また、砲兵隊を特科隊、工兵隊を施設部隊と呼んだり、階級呼称も諸外国のように大将、大佐、大尉とせず陸将、一佐、一尉などと称している。このような国際的にも理解されないような状況をも是正すべきだろう。
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by sakura4987 | 2006-12-06 16:18

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