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◆自衛官情報流出/防諜態勢の構築が不可欠だ (世界日報 06/12/06)



 また自衛隊員から「秘密」を含む情報が流出した。航空自衛隊那覇基地でのゲリラ侵入訓練や中東の多国籍軍の秘密資料などで、これらがテロリストに渡っていれば不測の事態もあり得た大失態だ。

 これを防ぐには単なる隊員の規律強化では済まされない。情報を保護する態勢すなわち「カウンター・インテリジェンス」(防諜)の構築が不可欠といえる。

緊張感を失わせている

 流出元は空自那覇基地所属の二尉で、ファイル交換ソフトの暴露ウイルスに感染していた私物のパソコンから、フロッピーディスク約百四十枚分のデータがインターネット上に流出した。

 その中には那覇基地内の建物の配置図や対テロ警備訓練の資料のほか、米中東軍司令部が作成したイラクの基地にある物資のコンテナ数などの「秘密情報」も含まれていた。

 二尉と言えば、幹部隊員だ。それが禁止されている私物パソコンから情報を流出させた。杜撰な情報管理はあきれるばかりだ。

 ネット上への情報流出は今年、続発した。海上自衛隊では護衛艦のコールサインや外部秘の電報など「秘」扱い文書、陸上自衛隊では訓練計画文書、航空自衛隊では行動計画などが流出し、これを受けて防衛庁は二月、事務次官通達で私物パソコンでの秘情報の取り扱いの禁止やファイル交換ソフトの削除など対策を講じた。

 また公務パソコンの不足が指摘されたため、四十億円を投じて五万六千台のパソコンを緊急調達し、六月には一連の流出問題で四十七人の関係者を処分した。

 そればかりか、八月には海上自衛隊員が潜水艦に関する内部資料を持ち出し、無断で上海に渡航する不祥事も発覚した。

 上海では日本領事館の電信官が中国公安当局の工作員に「暗号の乱数表」の提供を求められて自殺する事件が起こっているが、この自衛官は電信官の工作舞台となったカラオケ店に頻繁に出入りしており、このため防衛庁は無断渡航の禁止など隊員管理も強化した。

 それにもかかわらず、再び流出不祥事である。これは小手先の対策の限界を見せ付けたといえる。防諜の確立が不可欠である。

 情報は収集・分析・保護の三位一体で有用情報になり、その精度が国の安全保障を左右する。だから防諜はどの国でも防衛態勢の要に据えている。

 ところが、わが国にはこの認識も態勢も極めて希薄だ。それが自衛官の緊張感を失わせるばかりか、防衛関係者からスパイすら生み出す一因となってきた。

 例えば二〇〇〇年二月には、防衛庁技術本部第一研究所の元主任研究員が潜水艦に関する防衛秘密を盗み出して中国関連の貿易業者に渡した。同九月には、海上自衛隊三佐が在日ロシア大使館武官に自衛隊の機密情報を流し、自衛隊法違反で逮捕された。

 また、〇二年三月には、元在日ロシア通商代表部員が元自衛官に空対空ミサイルの情報提供を求めて書類送検されるなど、自衛官絡みのスパイ事件も多発している。

 先に北朝鮮への点滴薬の不正輸出で「在日朝鮮人科学振興協会」(科協)が家宅捜索を受けたが、昨秋の科協の捜索では押収品の中に陸上自衛隊の中距離地対空誘導弾システム(中SAM)のデータが含まれていた。

スパイ防止法の制定を

 自衛隊を舞台にスパイが暗躍しているのは疑う余地もない。情報流出不祥事は氷山の一角にすぎない。防諜組織の創設やスパイ防止法の制定など防諜態勢の構築が焦眉の急である。
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by sakura4987 | 2006-12-06 16:20

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