◆年金適用反対が賛成上回る パート労働者の意向調査 (東京 06/12/07)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006120701000690.html
日本チェーンストア協会は7日、厚生年金の適用対象拡大についてパート労働者にアンケートした結果、反対が24・7%で、賛成の17・5%を上回ったと発表した。
「(拡大の)中身を見てから考える・よく分からない」と答えた人は51・0%。協会は「中身がはっきりすれば反対がさらに増える」(佐々木孝治会長)とみており、適用拡大への反対をあらためて強調した。
反対理由で最も多かったのは「年金制度が維持できるかどうか不安があるから」という回答。一方、賛成理由では「社会全体で年金制度を支えることが必要だから」が多かった。
アンケートは、スーパーのパート労働者で厚生年金に現在加入していない約2000人に対し、11月上旬に実施した。
政府、与党は「労働時間が週約30時間以上」とする現行適用対象を「約20時間以上」に拡大する方針。日本チェーンストア協会や日本百貨店協会の幹部らは7日、自民党の中川秀直幹事長ら与党幹部を訪ね、アンケート結果を基に適用拡大反対を訴えた。