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◆2055年人口8993万人 高齢者倍増41% 出生率1.26に下方修正



 (西日本 06/12/21)

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20061221/20061221_005.shtml

 厚生労働省は20日、日本の総人口が2055年には、現在より約3800万人少ない8993万人まで減少すると予測した「日本の将来推計人口」を公表した。

 前提となる50年後の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供数の推定値)は、05年実績と同じ1.26と設定。前回推計(02年1月)では1.39まで回復するとしていたが、大幅に下方修正した。

 55年の年代構成は、65歳以上が約41%と現状から倍増、14歳以下は約8%に減少する。一段と少子高齢化が進む厳しい予測で、社会保障や日本経済への影響は必至。同省は、年金制度への影響を試算し、結果を来年1月末に公表する。

 推計は、国立社会保障・人口問題研究所が国勢調査などを基に約5年ごとに実施。

 晩婚化や結婚しない人の増加、子供数の減少など最近の社会情勢を反映させて、将来の出生率と死亡率を、標準的な中位推計と、高めの予測の高位推計、低めの低位推計の3通りにそれぞれ設定し、組み合わせて算定した。現在の少子化対策の効果などは織り込まれていない。

 出生率の中位推計では、06年は合計特殊出生率が1.29に上昇するものの07年から再び下降、12‐13年には1.21にまで落ち込み、大きく回復することのないまま44年以降は1.26で推移する。

 死亡率の中位推計では、55年の平均寿命は男性83.67歳(05年は78.53歳)、女性90.34歳(同85.49歳)に達する。

 中位の出生率と中位の死亡率に基づく最も標準的な推計では、総人口は前回推計より5年前倒しの46年に1億人を割り込み、55年には8993万人になる。

 年少人口(14歳以下)は約752万人、生産年齢人口(15‐64歳)は約4595万人、老年人口(65歳以上)が約3646万人で、1人の高齢者を働き手1.3人(現在は3.3人)で支える計算となる。

 一方、高位推計では出生率は50年後に1.55まで回復するとし、低位推計は1.06まで落ち込むとしている。

 超長期の参考推計(出生、死亡とも55年の中位水準で推移と仮定)では、100年後の2105年の総人口は約4459万人としている。


■抜本的な対策が必要 経済アナリストの森永卓郎さんの話

 出生率が低下しているのは、子育て対策が不十分だからではなく、そもそも若者が結婚しなくなったからだ。昨年の国勢調査では、30代前半の男性の半数近くが未婚。

 年収1000万円では4人に3人が結婚しているのに対し、200万円では4人に1人以下という調査結果もある。

 所得格差は開く一方で、抜本的な対策を打たないと、労働面でも社会保障面でも、どうしようもない状況に陥るだろう。
by sakura4987 | 2006-12-21 08:53

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