◆「連合機構」設立で合意 日中、遺棄化学兵器処理で (東京 06/12/21)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006122101000679.html
日中両政府は21日、旧日本軍の遺棄化学兵器処理・回収事業に関する実務者協議を外務省で開き、遺棄兵器の大半が集中している吉林省ハルバ嶺に大規模処理施設建設のため、両国共同の「日中遺棄化学兵器処理連合機構」を来年早期に設立することで基本合意した。処理・回収事業を加速化させる方針も確認した。
ハルバ嶺には推定で30万-40万発の兵器が埋まっているとみられ、化学兵器禁止機関(OPCW)に申請した2012年4月の処理期限内に完了するのは難しいとの指摘もある。
遺棄化学兵器は日中戦争終結直後に旧日本軍が遺棄した致死性の毒ガス兵器。化学兵器禁止条約に基づき日本に廃棄処理の義務があり、これまで約3万8000発を発掘、回収した。

