◆離島防衛目的に日米合同訓練出発式 (MBC 07/1/17)
http://www.mbc.co.jp/newsfile/news-v/00094413_20070117.shtml
今月末からアメリカで陸上自衛隊とアメリカ海兵隊との共同訓練が行われきょう、参加する陸上自衛隊国分駐屯地の隊員の出発式が行われました。
訓練は、今月22日から、来月14日まで、アメリカ・カリフォルニア州の海兵隊基地キャンプ・ペンデルトンなどで行われ、離島が武装ゲリラなどにより武力侵攻・占拠されたことを想定したいわゆる「島しょ防衛」について、上陸作戦などのノウハウをアメリカ海兵隊から学ぶことを目的としています。
この訓練に、鹿児島、長崎、熊本の陸上自衛隊員179人が参加、国分駐屯地からもおよそ80人の隊員が参加します。東西冷戦の沈静化などで日本の防衛方針は、北方重視からアジアなどへの西方重視へと移行。
鹿児島や長崎などはいわばその最前線ともいえ離島を多く抱える鹿児島や長崎の部隊が中心となり、今回の訓練を行うわけです。
さらに、先日防衛庁が防衛省に昇格し海外派遣がこれまでの付随的な任務から本来の任務に格上げされたことから高橋連隊長も、今回の共同訓練は実戦を想定してのものだと強調しました。
自衛隊のイラク派遣など、ここ数年日米軍事一体化が加速度的に進む中、国民は、その流れに関心を持ち、注目していく必要があるといえます。