◆イラン、「大型軍用船」破壊のミサイル試射、米空母念頭か
(CNN 07/2/8)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200702080025.html
テヘラン――イランの国営メディアは8日、ペルシャ湾で革命防衛隊が軍事演習を実施し、同湾、オマーン湾やインド洋北部に展開するいかなる「大型軍用船」も撃沈出来るミサイルの試射を実施した、と報じた。
最大射程が350キロで、500キロの爆発物搭載の能力があるとしている。革命防衛隊の海軍部門幹部の話として報じた。
イランは現在、自国の核開発問題で欧米と対立。米国はイランに圧力を加える目的で、ペルシャ湾に空母戦闘群を追加派遣している。革命防衛隊幹部が形容した大型軍用船は米空母を指すとみられる。
イランの軍事演習は2日目に入っている。国営メディアによると、試射されたミサイルは対艦用の「SSN─4」型。弾道ミサイルとされている。
通常は潜水艦から発射されるが、イランのテレビ画像によると地上から発射された。しかし、ロイター通信は、別の1発は同型とも異なる種類だった、と伝えた。
また、革命防衛隊の空軍部門の幹部は7日、演習ではロシアが先月、輸出した対空ミサイルシステム「TORM1」のミサイル試射も実施したことを明らかにしている。