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◆内村鑑三かく語りき (産経 07/2/27)



 むかし話になるが、明治23年に教育勅語が発布された翌年、第一高等中学校の教員であった内村鑑三は、勅語の奉読式で深く低頭しなかったとして、「不敬漢」として糾弾された。クリスチャンである内村が、勅語に反発したという言いがかりであった。

 その後、内村は東京帝大教授の井上哲次郎と教育論についての大論争をやる。

 キリスト教が国体を害するという井上に対して、内村は日本に輸入されたH・スペンサーの社会進化論こそ、勅語の精神に反するものであり、キリスト教よりもはるかに大害物なり、と反論した。

 社会進化論は、弱肉強食・優勝劣敗が人間社会のルールだとする考え方であり、西洋の帝国主義はこの実践に他ならなかったからだ。

 今日、教育の荒廃が嘆かれ、基本法が改正され、それこそ日本人の徳育が改めて注目されているが、平成の世を席巻しているのは、市場原理主義という弱肉強食・優勝劣敗の進化論的ルールである。

 「日本郵政公社を市場原理に基づき民営化せよ」「産業再生法を改正して日本におけるM&Aを活発化せよ」「司法制度を改革せよ」

 米国の「年次改革要望書」などの要求を、次々に受け入れて“改革”してきた日本は、まさに社会の格差を広げる、平成版進化論の渦中にある。その一方で、「伝統と文化」を尊重し、「国と郷土を愛しましょう」と教育基本法はうたっている。これでは頭と体がバラバラになろう。

 「アーミテージ・リポート2」に「日本の覚醒(かくせい)」という象徴的な文言があるが、一体誰のために目覚めるというのか。よくよく考えてみたい。
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by sakura4987 | 2007-03-04 06:51

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