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◆軍隊持たぬコスタリカ (世界日報 07/3)



政治評論家 山岡尽忠

社民が好んで引用

米との集団安保に委ねる

 憲法九条を世界に広げることを党看板として主張している社民党が、好んで引用するのが、軍隊の保有を憲法で禁止している中米コスタリカの例だろう。

 社民党機関誌「社会民主」(三月号)は、福島瑞穂党首と七月の参院選選挙区候補(東京)の杉浦ひとみ氏との対談を掲載。

 その中で「軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和を作る会」を立ち上げた杉浦氏が、コスタリカを訪問した時のことなどに触れ、まるでそこに理想的な国家像があるかのように描いている。

 それによると、杉浦氏がコスタリカに軍隊がないという話を聞いたのが、「コスタリカ・軍隊をすてた国」(企画・早乙女勝元、製作・早乙女愛、監督・山本洋子)というドキュメンタリーを見た二〇〇二年の時だという。

 そして、「同じ時代にそういった憲法を持った日本はすぐに形骸化して、実質的に武器を持つような状態になったにもかかわらず、60年それを維持してきた国は一体どんな国だろうということから関心を持ちました」と述べている。

 その上で、コスタリカではどこに行っても「命を大事にするということ、それから創造的な発想を持つこと、そのために大人が労を惜しまないということ、自然環境を保護すること、そうした思いがにじみ出てきていると感じました」と続け、軍事費を教育費に回したことが成功の原因のごとくに語っている。

 しかし、同国の憲法を読むと、確かに一二条で「恒久的制度としての軍隊は禁止する」と常備軍の保有禁止は定めてあるものの、国防のためあるいは大陸の協定によって軍隊を組織し議会の許可を得れば徴兵制をとることは認められている。

 しかも国の安全保障の基本は、米州機構(OAS)と米州相互防衛条約(地域的集団安全保障条約)に基づいており、有事の際には集団的安全保障の立場から米国が駆けつけることになっている。

 その代わり、米国の外交政策に大きく依存し、隣国のニカラグアにサンディニスタ革命政権が誕生すると、コスタリカに反共のコントラ「自由の戦士」支援のための出撃基地を設けるなどの対米義務を果たさなければならなくなっている。

 つまり、これまで周辺に侵略国が現れなかったため、軍隊が組織されることがなかっただけなのだ。

 こうした安保環境は、わが国とは全く異なる。日本を取り巻く北東アジアの情勢は、中国の軍拡や北朝鮮による核・ミサイル問題などで緊張関係にあり、すべてを米国に委ねるわけにはいかない。

 逆に、もし、コスタリカ方式を日本に適用すれば、対米軍事依存は極端に強まり、米国の対日要求発言がさまざまな方面でさらに強まることになろう。それでも杉浦氏は、それでよしとするのだろうか。

 杉浦氏は別の個所で、日本の「今の政治状況」について福島氏から問われ、「自分たちで自分のことを守るという意識が非常に稀薄になっていると感じます」と危機意識を表明しているが、このことは自国を守る国家の安全保障政策でも置き換えて言えよう。
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by sakura4987 | 2007-03-11 08:57

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