◆地方の借金 格差500倍 平谷村全国5番目に多い
http://www.shinmai.co.jp/news/20070408/KT070407ATI090011000022.htm
4月8日(日)
地方自治体の借金である地方債の住民1人当たり残高(2005年度末時点)が、市区町村別では最多の約1100万円に対し最少は約2万円と格差500倍を超えていることが7日、総務省のデータから分かった。県内では、人口最少の下伊那郡平谷村の地方債残高が1人当たり477万7000円余で最も多く、全国でも5番目に多かった。
次いで木曽郡王滝村の271万4000円余、下伊那郡大鹿村の236万4000円余など。下伊那や南佐久、北安曇、東筑摩、木曽郡などの人口が少ない町村の額の大きさが目立つ。
温泉やスキー場の整備で負債を重ねた平谷村は「過疎債など地方交付税で補てんされる有利な借金を利用している」と説明。本年度当初予算8億8700万円のうち48・2%を借金返済に充てている、とする。
残高が県内で最も少なかったのは北佐久郡軽井沢町で1人当たり16万3000円余。次いで諏訪郡原村の29万1000円余、小諸市の33万3000円余だった。