◆里親手当大幅引き上げへ 厚労省、少子化対策で支援に本腰 (東京 07/8/11)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007081101000367.html
厚生労働省は11日までに、保護者がいない子どもなどを親代わりになって育てる里親に支給する手当を、現行の子ども1人当たり月3万4000円から6万円程度に引き上げる方向で検討に入った。2008年度予算の概算要求に盛り込みたい方針。
里親は、児童養護施設や乳児院に入っている子どもを引き取り家庭で養育している。これまで見過ごされがちだった、こうした役割を再評価し、子育てを社会で支える少子化対策の一環として支援に本腰を入れる。
児童養護施設での勤務経験が一定年数以上あり里親としてのキャリアが豊富な、非行歴があるなど問題を抱える子どもを養育する「専門里親」への手当も、同9万200円から数万円程度引き上げたい考えだ。
いずれの里親にも手当のほかに、子ども1人につき月約4万8000円の生活費のほか医療費、一定額の教育費が支給されている。