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◆ハワード豪首相、窮地 APEC低調 高まる辞任圧力



 (産経 07/9/12)


 年内に予想される総選挙を前に、オーストラリアのハワード首相への辞任圧力が高まっている。アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議で一定の成果を挙げたものの、支持率の上昇につながらなかったためだ。ハワード首相は11日、改めて辞任を拒否したが、与党内の動揺は続いている。



 シドニーでは5日から9日までAPEC閣僚・首脳会議が開かれた。ハワード首相は、会議の成功によって支持率挽回(ばんかい)を図る戦略だった。例年、10、11月ごろに行われるAPECの会議を9月に前倒しして開催したのも、年内の総選挙実施をにらんだ措置とみられている。



 ハワード首相は9日の首脳会議終了後の記者会見で、「地球温暖化問題に関するシドニー宣言を採択した意義は大きい」と成果を自賛した上で、「私が与党を率いて選挙を戦う」と続投宣言を行った。ちょうど、安倍晋三首相がシドニー市内での会見で、テロ対策特別措置法の延長問題に「職を賭して」取り組むと発言する直前のことだ。



 しかし、翌10日に公表された豪紙の世論調査の結果によると、ハワード首相の支持率が39%だったのに対し、野党、労働党のラッド党首が52%と、両者の差は8月の前回調査よりさらに7ポイント広がった。



 要因として、ラッド党首がAPECで、ハワード首相以上に存在感を示したことがあげられる。ラッド党首はブッシュ米大統領や胡錦濤・中国国家主席と会談、オーストラリア国立大のワーハースト教授は「(豪州にとって重要な)米国と中国の外交を十分にこなせることを国民に示し、APECを主催したハワード首相がかすんでしまった」と指摘した。ブッシュ大統領には労働党の方針である豪州軍のイラク撤退を説明し、胡主席とは得意の北京語で会談して胡主席をうならせた、ということが盛んに報じられた。



 一方、連立与党の保守連合からも「ハワード氏はAPECの成功を花道に退陣し、新リーダーの下で選挙に臨むべきだ」との声が上がっている。11日には、これまで首相への支持を表明してきたダウナー外相もハワード氏の指導力を疑問視していると報じられたが、同外相はこれを否定した。
by sakura4987 | 2007-09-12 12:17

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