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◆ワシントン・ポスト(米) 2007年9月5日 エルバラダイ氏の独断専行







 エジプト出身の外交官である国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は、国連安保理やIAEA理事会の政策を実行するよりも、そうした組織から独立しており、その決定を無視して、主要なメンバー国、特に米国の邪魔をするために、IAEAを自由に利用できるかのように振る舞っている。



 エルバラダイ氏は、サダム・フセインが核計画を再開したとするブッシュ政権の主張には根拠がなかったことを暴露し、戦争反対派からもてはやされた。気をよくした同氏は今、「『さあ、イランを爆撃しよう』と言いたがっている」ワシントンの「正気でない連中」を制止するという新たな使命を自分に課している。本紙はそうした者たちの味方ではないが、アハマディネジャド・イラン大統領の多くの発言に比べれば、彼らの方がまともであると考える。まったく受け入れ難いのは、ウランの濃縮を正当化するイランの活動を見逃す一方、経済制裁という非軍事的な圧力の弱体化を狙うエルバラダイ氏のやり方である。



 安保理はここ1年余りの間に、イランにウラン濃縮活動の停止を命じる拘束力のある決議を3度、可決した。しかし、エルバラダイ氏は、国際社会はイランのウラン濃縮能力をそのまま認めるべきであり、制裁は誤った対応であると決め付けている。さらに、IAEAとイランは先月、ウラン濃縮の停止ではなく、明らかになっていない過去の核活動に関する情報の開示を進める独自の計画で合意した。IAEAによると、イランは年末までに開示問題を片付けることに同意した。



 しかし、エルバラダイ氏の独り歩きは、重大な結果を招く。その1つは、進行中のウラン濃縮用遠心分離機の製造と設置よりも、過去の活動に焦点を当てることをイランに許してしまうことだ。IAEAは先週、イランは7月に「わずか」2600基の遠心分離機を稼動させるか、設置するか、テストしただけだという報告書を公表したが、アハマディネジャド大統領は2日、分離機3000基が稼動中であると発表した。過去の核活動の協議が終わる年末までに、イランはほぼ間違いなく、1年で核爆弾1発を製造できるほどの分離機を稼動させるだろう。



 IAEAとイランの合意が招く2つ目の重大な結果は、西側がイランに加えている経済的圧力に付け込んで、イランとの貿易を急増させているロシアと中国に、新たな制裁決議に抵抗する口実を与えることだ。両国は、年内は何もすべきではないと言うエルバラダイ氏の主張に同調するだろう。しかし、年末まで待てば、イランの核計画を阻止すべきだと確信しているブッシュ政権や諸外国の選択肢は、著しく狭まることになろう。それも、どうやら他人の意見は一切、取り上げる必要はないと思っている1人の外交官のために。
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by sakura4987 | 2007-09-12 12:18

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