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◆イージス艦 なんとたるんだ海自の情報管理



 (読売社説 07/8/29)

 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070828ig90.htm


 特別防衛秘密にあたる重要情報が、こんなにもずさんに扱われていたのか。



 海上自衛隊のイージス艦に関する情報流出は、第1術科学校元教官の1等海尉が、主任教官だった3等海佐の机から光磁気ディスクを無断で持ち出したのが発端だった。



 さらに1尉は、ファイルをCDに複写して学生らに配布し、その後に勤務した護衛艦「しまかぜ」の下士官にも渡していた。「しまかぜ」では共用パソコンにも保存してあり、同艦の射撃管制を担当する乗員なら誰でも見ることができる状態になっていたという。



 神奈川県警と海自警務隊は、「しまかぜ」などを日米相互防衛援助協定に伴う秘密保護法違反容疑で捜索した。4回目の強制捜査だ。着手から7か月、流出ルートがほぼ判明した。そこには国防を担う組織の緊張感が全くうかがえない。



 情報流出が発覚したのは、県警が2等海曹の中国人妻の不法残留事件で2曹の自宅を捜索した際、ハードディスクなどを押収したことからだ。それまでに、どれだけ情報が拡散したのか。外部に流出してもおかしくない状況だった。



 イージス艦は、米国で開発された世界最高の防空能力を持つ艦船だ。流出した情報は、横須賀基地所属の幹部クラスが米海軍に留学して学んだイージスシステムの最新性能の内容を、情報として共有してきたものだ。主任教官だった3佐もその留学組の1人だった。



 高村防衛相は記者会見で、「日本の役所全体が情報を軽く見過ぎている。国際関係に影響する」と述べた。



 日本の官庁の中でも、情報管理に最も厳格かつ鋭敏でなければならないのは防衛省のはずだ。もっと厳しい姿勢で対応してもらいたい。



 「国際関係への影響」とは、日米同盟の信頼関係を損なう懸念を指すのだろうが、すでに影響が現実に出ている。



 防衛省が進めている次期主力戦闘機の選定作業で、有力候補に挙げられている米国の最新鋭戦闘機F22の対日輸出問題だ。米国は対日輸出に慎重だが、背景にはイージス艦の情報流出もある。F22の最先端のハイテク技術の漏洩(ろうえい)への疑念を抱いているからだ。



 防衛省は今回の事件を受け、陸海空の3自衛隊ごとにある情報保全隊を統合した新組織を、来年度に新設する方針だ。米海軍の中枢情報が海自の2曹まで流れてしまった組織のたるみを、根本から改めなければならない。



 「情報を軽く見過ぎる」安易な姿勢が日本の安全保障に重大な影響を与えている。その現実を直視すべきだ。
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by sakura4987 | 2007-09-12 12:26

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