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◆【主張】「かぐや」月へ 宇宙新時代への先触れだ (産経 07/9/15)



 大型の月探査機「かぐや」を搭載したH2Aロケットが鹿児島県の種子島から宇宙空間へ飛び立った。かぐやが月を回りながら軌道上から観測を始めるのは3カ月ほど先のことだが、どんなデータが送られてくるのか楽しみだ。

 かぐやは、月の起源や進化について調べる。月面には1970年をはさんで行われたアポロ計画で米国の宇宙飛行士が6回着陸しているが、研究されていないことが意外に多い。

 米国と旧ソ連はその後、宇宙ステーションの建設競争に力を入れた。そうした変化を反映し、月への関心は薄れていった。その結果、科学上の大きな謎が未解明のままなのだ。

 月はどのようにしてできたのか、月の表と裏で地形が異なるのは、なぜなのか。こうしたことにも明確な答えはでていない。

 かぐやは、アポロ計画以来となる本格的な月の探査に取り組む。そのため、世界の注目度は高い。多くの成果を上げて、宇宙開発における日本の存在感を示してほしい。

 1年間にわたる観測期間中、地球に送られてくる諸データは、太陽系に関する人類の理解を深めてくれる。ただちに、応用可能なものではないが、知のもたらす興奮や感動は、世界の科学に貢献する力を持っている。

 米国は3年前から、月への有人探査再開を目指して新宇宙計画を進めている。月面基地を建設し、火星に向かうことを視野に入れている。欧州のほか中国なども月を目指している。

 中国は年内に初の月探査衛星「嫦娥(じょうが)1号」を、インドは来年に、やはり初の月衛星を打ち上げる計画だ。ロシアも先ごろ、宇宙計画を発表した。

 資源探査や国威発揚など、各国の目的に差はあるが、月探査には巨費がかかる。いずれ国際協力へと進むはずである。将来、日本が主導権の一角を握るためには、かぐやを成功させることが必要だ。かぐやを開発した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究チームには頑張ってもらいたい。

 今回、H2Aを打ち上げたのは、三菱重工業だ。JAXAに代わって民間の手による事業となった。かぐやの打ち上げは、日本の宇宙開発のひとつの節目である。人材育成を含めて、尻切れにしない長期展望が望まれる。
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by sakura4987 | 2007-09-22 14:59

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