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◆安倍首相は慰安婦問題で米大統領に謝罪などしていない



 (国を憂い、われとわが身を甘やかすの記より 07/9/19)

 http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/304436/

 取材を通じて得たオフレコ情報は、原則として書けません。取材相手が、本当は書いてもらってもいいんだけど、自分の口からは「いいよ」とは言えないという場合の「あうん」の呼吸や、これこれの条件を守るとの約束に基づき、情報源を秘匿した形で言葉を引用することは珍しくありません。でも、取材対象に「書かないでくれ」と言われたことについて記事にするのは信義にもとります。また、場合によっては進行中の政策や外交交渉を壊してしまう恐れもあります。従って、私も本当は書きたいのに書けずにいたことがいくつかありましたが、私は今朝の産経に載った「記者が語る安倍政権(下)」で、その一つについてあえて触れました。今さらの話ではありますが、やはり大事な点だと思ったからです。



 その一つが、今年4月の日米首脳会談で、慰安婦問題について安倍首相がブッシュ大統領に謝罪したとされる件でした。これは、同行取材中の私にも、全く得心がいかないというか、狐につままれたような気がした出来事でした。ワシントンのホテル内のプレスセンターで日米共同記者会見を見ていて、日本人記者が「慰安婦問題についてはどういう話があったのか」という趣旨の質問をしたところ、ブッシュ氏は「首相の謝罪(apology)を受け入れる(accept)。大変思いやりのある率直な声明だ」と述べたのです。



 安倍首相の慰安婦問題に対する意見や考え方、日頃の言動、これまで積み重ねてきたこと…などをみても、「はあ?」という印象を受けました。首脳会談前の米議会幹部との懇談会でも、安倍首相は元慰安婦への同情は表明し、それと同時に「20世紀は人権侵害の多い世紀であり、日本も無関係ではなかった」とは述べていました。でも、これはあくまで当時、慰安婦の置かれた状況についての同情を示したものであり、さらに米国人に向かって、黒人の公民権運動などを思い起こさせ、他人のことを言えた義理か、ということをやんわりと伝えるための発言でした。



 そうであるのに、ブッシュ氏に「謝罪」ってどういうことなのか。また、慰安婦に謝罪するのならまだ分かりますが、何で米国くんだりで大統領なんかに謝らないといけないのか。私は混乱しつつも、東京の政治部に電話を入れ、上司に「どうも筋道が通らない。通訳の問題かブッシュ氏の表現の問題か分からないが、見出しに謝罪と打つのはやめてくれないか」と頼んだのですが、締め切り間際(ぎりぎりでした)でテンパっていた上司に「安倍は負けたんだよ!」と怒鳴られただけに終わりました。翌朝の弊紙には「慰安婦問題 大統領『謝罪受け入れ』」と掲載されました。もちろん、各紙も喜んで大きく書いていました。



 それで4日後に、今度はドーハで安倍首相と同行記者の懇談会形式のインタビューがあった際に、私は「米大統領に謝罪するというのは意味が分からない。実際はどういうことだったのか」と確かめました。すると首相は、「米国に謝罪したということではまったくない。当たり前のことだ」と答えました。やはりブッシュ氏の発言と食い違いますね。また、しばらくして安倍首相が周囲に「いい質問だった」と話していたのを知りました。



 そこで帰国後、この問題ついていろいろと取材を重ねた結果、そもそも慰安婦問題は首脳会談の話題になっていなかったことが分かりました。さすがに情報源は言えませんが、これ以上はないというぐらい確かな筋から聞き、別のところでも確認しました。で、今朝の紙面で私はこう話しています。



 《4月の日米首脳会談のとき、首相がブッシュ大統領に慰安婦問題で謝罪したと報じられているが、実は首脳会談では慰安婦問題は話題にならなかった。会談冒頭にブッシュ氏が「慰安婦問題と牛肉の対日輸出問題の件は話したことにしておこう」と言っただけだったが、共同記者会見で慰安婦問題の質問を受けたブッシュ氏が「安倍の謝罪を受け入れる」と一方的に答えたのが真相なんだよ》



 ブッシュ氏にしてみれば、国内の圧力団体がうるさい牛肉再開問題で日本を攻めたことにしておかなければ都合が悪いし、慰安婦問題は面倒くさいしどうでもいいが、メディアが騒いでいるから話し合ったことにしておこう、ぐらいの気持ちだったのかもしれません。また、慰安婦問題が日本にとってはいかに微妙な問題であるかの認識もなかったのでしょう。いずれにしても、「2秒で終わった話」だったそうです。安倍首相側も、「話したことにする」ことを了承した以上、共同会見でブッシュ氏が述べたことをいきなり否定することもできません。仕方なく、米議会幹部に話したのと同じようなことを話したことにして、口を合わせるしかなかったというのが実態でした。



 首脳会談や国際会議といっても、人間と人間のやることですから、こんな思いもよらぬ展開になり、それが事実として固定化していくこともあるようです。日米首脳会談での「謝罪」問題では、安倍首相は日本国内の保守派からずいぶんと批判されていましたが、米大統領との約束ですから、「実は違うんだ」とは言えなかったようです。あるいはそういう予期できない点も含めて安倍首相の対応が甘いという厳しい見方もあるかもしれませんが、とりあえず、私が知り得た話を書いてみました。



 この問題が、日本と日本人とその祖先の名誉にかかわっている問題だと思っているからです。オフレコ破りは非難されても仕方ありませんが、書かずにはいられなかったという思いがあります。まあ、いろいろと破れかぶれの心境にもあるのですが。
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by sakura4987 | 2007-09-22 15:24

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