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◆【風を読む】論説委員長 千野境子



 (産経 07/10/08)


 もう声をはっきりと上げた方がよい。「王様は裸だ」と。6カ国協議のことである。



 北朝鮮を引き留めようと、みな「一歩前進」などと各国各様に辻褄(つじつま)合わせに懸命だが、例えば無能力化は一時停止も同然になってしまった。重油が欲しくなったら、停止を停止するのだろう。万事こんな調子では、6カ国協議は北朝鮮支援機構と改名が必要だ。



 続く南北首脳会談も、隣国の国家元首に非礼を承知で言えば、まさに裸の王様2人が握手するの図にしか見えなかった。



 7年前と違って韓国の世論がクールなのがせめてもの救いだ。造花の花飾りを打ち振り歓喜する北の人々には、大変ですね、ご苦労さまと言うほかない。6カ国協議も首脳会談も北の人々の幸せと無縁であるのは自明のことだ。



 核・ミサイル放棄と拉致問題の解決を求める日本の立ち位置はいよいよ難しい。しかし、だからこそ朝鮮半島の地理と歴史に足をすくわれた歴史の苦い教訓を、ここはいま一度思い起こしたい。



 朝鮮半島をめぐって日清戦争が、やがては日露戦争が起きた。いずれも幸い勝利はしたが、結局は中国大陸の泥沼にはまり込み破綻(はたん)した近現代史のことである。



 「後藤新平が満鉄などに行かないで、台湾にいて南進政策をやっていたら、満州に手を出さないで日本は海洋国家として違う日本になったと思う。大陸へ行ったがゆえに大変なことが起きた。日本は文化と海洋による国家を造らなくちゃいけないんだ…」



 先日、台北でお会いした李登輝前台湾総統の言葉が耳に残る。



 朝鮮半島と大陸とからの強い磁力をいかに賢明に振り切るか。たとえ迂遠(うえん)に思えても、日本は海洋国家に活路を見出(みいだ)す方途をもっともっと真剣に模索すべきだ。
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by sakura4987 | 2007-10-10 13:59

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