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◆俳優・森田健作氏 金じゃない、もっと大事なものがある



 (産経 07/11/1)


 青少年のいじめや自殺、暴力、親殺し、子殺しといったニュースが新聞に載らない日はない。社会の規範が緩み、日本人全体が醜くなった気がする。殺人という極端な例を引かなくとも、小中学校の給食費の未納問題にもそれは表れている。今年初めの文科省の調査によれば、平成17年度の全国の未納額は22億2900万円、未納者は9万9000人に上るという。



 確かに給食費を支払えないほど家計が苦しい家庭はあるだろう。一方で、未納の保護者の半数以上が「払いたくないから」と支払いを拒む。高級車に乗りながら当然の負担をしない。義務教育だからといって払わない親もいる。私が少年時代、給食費を払えない家庭の子供は今より多かったが、それは貧しさゆえだった。何よりそうした家庭の親はわが子につらい思いをさせまいと必死に働き、子育ての責任を決して放棄しなかった。周りの子供、大人にも支え合う気持ちがあった。



 「人」という文字の意味は「支え合う」である。かつての日本社会はそれが常識だった。子供のころ私の家はいつも火の車だったが、母は家計をやりくりし、給食費の支払いを滞らせることはなかった。父は男である私に「弱い者を相手にケンカはするな。やるなら強いヤツとやれ。他人を助けるときは無理をするな。無理をすると必ず恩着せがましい態度になる」と諭した。



 特別な両親ではない。そういう人としての道が日本人の心根に普通にあった時代ということかもしれない。親としての責任、大人としての務めを自明のものと受け止めていた。今は自ら果たすべき責任より「自分さえよければ」という欲望を優先する大人の存在が子供社会の荒廃に投影されている。



 今月公開予定の映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に、売れない小説家が資産家に向かって「金じゃないんだよ。世の中にはもっと大事なものがあるんだ」と叫ぶ場面がある。一体豊かさとは何なのか。ノスタルジーではなく現実の問題として、過去から何を呼び覚ますべきか。私たちはそれを真剣に考えなければならない。
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by sakura4987 | 2007-11-03 14:03

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