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◆東京23区は子供の医療費が無料……健康保険制度の崩壊を招きかねない



 (日経BP 07/10/23)

 http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/inose/071023_13th/index3.html


 東京23区は、中学3年生までの子供の医療費を無料にしている。


 僕はこの制度にも違和感を抱く。これは23区が行う自治の枠内の政策である。東京都もこれに文句を言うことはできない。しかし、ほんとうにこの医療費無料が少子化対策などの観点から政策効果を上げているのだろうか、きちんと検証されなければ「東京一人勝ち」などと言われてしまう。ちなみに、都下の多摩はタダではない。お金がある23区だけが実施している。



 23区は「準自治体」なので、東京都が集めた固定資産税や市町村民税などの55%を配分して財政需要を賄っている。東京は地価が高いので固定資産税が多い。法人税の分け前もある。23区は財政的に余裕がある。本来ならば3割を自己負担すべき医療費を、税金を使って無料にすることができるのは財源的な余裕があるからだ。



 7割を健康保険で賄うことは理解できる。社会福祉体制がしっかりしているということだ。残りの3割は自分で払い、「お金がかかったな」ということを実感するべきだろう。



 しかし、タダにすると、こうした実感がなくなる。ちょっと風邪をひいただけでも医者に行くようになるだろう。熱が40度超えたときに慌てて病院に駆け込むのは仕方ないことだが、37度5分の微熱でも病院に行くようになる。1年に3回くらい病院に行けばいい人も、タダになれば10回病院に行く。



 こうした事態は、健康保険制度の崩壊を招く。保険とは助け合いだ。みんなが払う健康保険料をプールしておき、誰かが病院に行ったときに、その費用の7割を、プールを取り崩して病院に支払う。不要な診療が増えれば、その分、みんなで払ってつくった国民健康保険のプールの取り崩しも加速する。



 タダは、いろいろなものを壊していく。タダは、人を腐敗させる。



 お正月にもちなどをまく行事がある。タダだと、多くの人が群がる。奪い合いはすごい勢いだ。みんながタダを喜ぶが、タダで国家は成り立たない。最近の風潮は、何か根本的なところが欠けていないだろうか。
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by sakura4987 | 2007-11-03 14:09

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