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◆ダイオキシン問題

◆渡部亮次郎のメイル・マガジン 頂門の一針  第985号


平成19(2007)年11月03日(文化の日)

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ダイオキシン問題
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         前田 正晶


 日本と欧米の紙パルプ産業ではすでに90年代前半に、ダイオキシンが発生するような塩素漂白は排除されています。多額の投資をして塩素以外での漂白(=紙を白くする)方式を採用しています。方式には”ECF”や”TCF”等があります。



 ダイオキシンは1990年代初期に問題にされたことで、岩手日報への投稿にあったような今頃になって製紙業界について言い出すのは見当違いです。



 ダイオキシンは自然界に存在しない物質であるのは確かですが、仮令製紙産業が発生させたとしても全世界で年間に精々コップ1杯程度です。



 これがどのようにして全世界に影響を与えるかなどは議論の対象にもなりません。終わった問題です。ゴミを焼却しても発生することありますが、では火力発電をどうするか、ゴミ焼却を完全に止めるのかという問題も当時はありました。



 確か91年に日本からの酪農と乳業界の方の約35名の団体を先ず製紙工場(米ワシントン州ロングビュー)にご案内し、製紙マシン見学と試験室(ミルクの充填機も設置されている)等までをご覧戴きました。その後工場に関する質疑応答となりました。



 何と全員同時に挙手して「ダイオキシン対策は?」でした。数時間の労力と昼食会は無駄だったことを再確認。



 当時は紙に残存すると環境問題論者が言うダイオキシンが、紙パック入りのミルクに転移して人体に害を与えるという疑いが、まことしやかに市中に流布されていました。



 これが如何に荒唐無稽であるかを、如何に合理的に科学的に説明しても、環境問題論者に洗脳された方々には納得して貰えませんでした。



 食の衛生問題を重視する我が国ならではの厳しさでした。理解できなくはありませんでした。



 紙パルプ産業はその対策を取らねばならず、多額の投資をして新規の漂白技術を導入し、万全の上に万全を期しました。我が社は試験室にはダイオキシン検知器を数百万円で購入してあり、無作為に選んだサンプルの検査を実演しました。



 なお、これは短時間では結果が出ないので予め準備しましたが、これが説得力不足の原因だったか?全て"non-detect"(=検知せず)か、検知不能と出ました。



 彼らの疑いに対しては「前出のようにもしも発生したとしてもごく微量しか発生しないダイオキシンが、1日に700!)も生産される紙を加工して1リッターの紙パック用の30cm平方の紙(約35~37g見当です)に残存し、何ミクロンだったかも忘れた内面の接液面の薄いPEに存在するかも知れない目に見えるわけもない顕微鏡的な大きさのピン・ホールを抜けて、ミルクに到達するかも知れない確率は、たとえて言えば3万年分の1秒」と繰り返し説明しました。しかも試験室では「検知せず」という結果が出ているのです。



 だがお客様方は頭から詭弁と決め付けて信じませんでした。当に環境問題論者の大勝利でした。



 これを紙パルプ産業の言い逃れと捉えられる傾向があったのです。しかも、「その対策に多額の投資をしたので、これ以上の対策を望まれればその分は以前の分を含めて何時の日かあなた方のパックの値段に反映されます」と申し上げたところ、誰も何も言わずにお帰りになりました。
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by sakura4987 | 2007-12-02 14:27

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