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◆沖縄集団自決・各氏の見出しに疑問を感じます

国を憂い、われとわが身を甘やかすの記
2007/12/27 15:40

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/434281/


 沖縄戦の集団自決をめぐる高校日本史教科書検定問題で、教科書検定審議会は昨日、教科書会社6社8冊の訂正申請結果を発表しました。検定審は結局、旧日本軍による「強制」の記述を一定程度認める判断を下しました。沖縄・宜野湾市で11万人を集めたという県民大会(実際の参加者は約2万人前後)や、沖縄の地元紙をはじめとするマスコミ各社の圧力に屈した形で、このこと自体、検定制度を歪めるひどい決定だと思いますが、それを報じる在京の新聞各社の報道にも強い違和感を覚えました。

 各社の主見出しを拾ってみると、以下のようでした。産経を除く全紙が、今回の訂正申請によって初めて軍関与が復活したかのように書いていますね。

 ・産経 〝再検定〟で軍強制復活
 ・東京 軍関与の記述復活
 ・朝日 「軍の関与」復活
 ・毎日 「日本軍関与」が復活
 ・読売 集団自決「軍の関与」記述
 ・日経 「軍の関与」認める

 でも、各紙のこの見出しの付け方は適当でしょうか。私には違うように思えます。と言うのは、今年3月の教科書検定でついた意見は「軍が(集団自決を)命令したかどうかは明らかといえない」というもので、軍関与の記述は検定後もそのまま残っていたからです。例えば、検定後の教科書記述は次のようでした。

 ・「日本軍のくばった手榴弾で集団自害と殺し合いがおこった」(実教出版)
 ・「日本軍に壕から追い出されたり、自決した住民もいた」(山川出版)
 ・「『集団自決』においこまれたり、日本軍がスパイ容疑で虐殺した一般住民もあった」(東京書籍)
 ・「集団自決のほか、スパイ容疑や、作戦の妨げになるなどの理由で日本軍によって殺された人もいた」(第一学習社)
 ・「追いつめられて『集団自決』した人や、戦闘の邪魔になるとかスパイ容疑を理由に殺害された人も多く」(三省堂)

 繰り返しますが、これは3月の検定パス後の表記です。これが集団自決やその他の悲劇について、軍の関与を否定しているようには思えません。ちなみに、政府は10月2日の閣議で、「検定決定後の記述については、集団自決について旧日本軍の関与が一切なかったとする記述はない」とする答弁書を決定しています。検定は最初から、軍命令があったと断言できないとしているだけで、何らかの軍の関与があった可能性は全く否定していないのです。それなのに、ようやく軍関与が復活したかのように書くのはマスコミのミスリードではないでしょうか。

 この問題では、当初から政治家の発言もあいまいでトンチンカンでした。9月29日の沖縄県民大会の後、民主党の小沢代表は「集団自決は軍が全く関与していないことはありえない」、公明党の太田代表は「集団自決に日本軍の関与があったことは否定できない」とそれぞれ述べていました。問題の所在が全く分かっていないか、マスコミ報道に合わせているのか、その両方なのか。

 今朝の産経の「詳説・戦後 沖縄の言論」という特集記事にも書いたことですが、11月に甲南大や熊本大、佐賀大などの学生有志が沖縄で実施した対面式のアンケート調査(723人回答)では、興味深い結果が出ています。それによると、県民大会に「参加した」または「参加したかった」と答えた人にその理由を聞くと、最も多かった回答は「集団自決を伝えたい」の48.1%で、教科書検定によって集団自決の記述そのものが抹消されると勘違いしている人が多かったということです。

 これはマスコミが誘導した「誤解」ではないでしょうか。私は特集記事で、沖縄で90数%のシェアを誇る地元紙、沖縄タイムスと琉球新報の報道ぶりに疑問を示したのですが、在京紙も本日の見出しを見る限り、同じであったようです。また、主見出しのほかに、袖見出しをみると、「『強制』は否定」(日経)、「『強制』は認めず」(読売、毎日、東京)、「『軍が強制』の表現は回避」(朝日)…とありましたが、これもどうでしょうか。

 例えば、三省堂は承認された再申請で「最近では、集団自決について、日本軍によってひきおこされた『強制集団死』とする見方が出されている」と書いていますが、これは実質的に「強制説」を認めたものではないでしょうか。このほか、強制をにおわす表現では「日本軍は住民の投降を許さず」(第一学習社)、「日本軍の関与によって集団自決に追い込まれた人もいる」(三省堂)、「強制的な状況のもとで、住民は、集団自害と殺し合いに追い込まれた」(実教出版)などがあります。これは産経の見出しのように、検定審が実質的に強制説を受け入れたととる方が素直だと思います。

 住民の集団自決が起きた慶良間列島・渡嘉敷島で、赤松嘉次守備隊長の副官代理を務めていた知念朝睦氏(85)は私に、「読谷では、日本軍がいなくても集団自決は起きた。自決命令なんてとても出せるものではない。これは実際に戦争をした人にしか分からない。戦争の実態を知らない人がそういうことを言う」と語っていましたが…。

 多くのマスコミは、3月に「日本軍に強いられた」と書いた教科書に検定意見がついたときには、「軍関与が削除された」と書き立てた経緯があります。それと整合性をとるため、今回は「関与が復活」と書いているのかもしれませんが、こうして不正確なマスコミ論調が束になると事実なんて片隅に押しやってしまうのだろうなとも感じます。また、それに安易に迎合して機嫌をとろうとする政治家や、役所が多く存在し、ますますマスコミとマスコミを利用して自己の主張を広めたい勢力を増長させていくのでしょう。

 慰安婦問題が論争の的になっていたときには、「従軍慰安婦という言葉は戦後の作家による造語で、戦前・戦中にはなかった」との当然の事実を踏まえた指摘が、左派勢力やマスコミによって「従軍慰安婦(の存在自体)を否定する人たち」とすり替えられてレッテルを張られ、またそのレッテルを信じ込む「自分では良心的だと信じている人々」がたくさんいるのを目の当たりにしました。どうしもそれを連想してしまいます。なんだかなあ。
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by sakura4987 | 2007-12-29 16:02

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