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◆地球温暖化で温室効果ガスを問う“金太郎飴”記事の中で



                 出始めた異論「太陽活動の変化」


■ブームで環境一色に

 今年初めから各紙は申し合わせたように「環境」のシリーズや特集を組んでいる。京都議定書の第一約束期間が四月から始まり、七月の洞爺湖サミットは「環境サミット」になるからだろう。だが、気掛かりなのは各紙記事が「金太郎飴(あめ)」に陥っていることだ。

 各紙元旦はさしずめ「環境新聞」だ。朝日、毎日、産経は新年を飾る一面で扱った。朝日は「環境元年 エコ・ウオーズ」、毎日は「暖かな破局 第2部・地球からの警告」、産経は「生きもの異変 温暖化の足音」(三日付)。いずれもシリーズである。

 だが、朝日記事は昨年十二月の毎日の「温かな破局」第1部「温暖化の政治経済学」と似ている。毎日「地球からの警告」の初回は北極の海氷激減を現地で探っており、これは朝日の二〇〇六年の「北極異変」(同七月二十四日付から連載)と酷似している。産経の生物異変も似たり寄ったりだ。

 むろん、気象変動の事象を追えば、同じような記事になるのは仕方ない。問題なのはメディア・キャンペーンの際、それを強調するあまりに他の視点や異論を受け付けなくなる体質だ。

 昨年十一月、国連の「気象変動に関する政府間パネル(IPCC)」は温暖化の主因を人為的な温室効果ガス排出とし、IPCCと映画「不都合な真実」のゴア元米副大統領がノーベル平和賞を受賞した。それ以降、人為的温暖化論が「科学的には決着がついた」(日経・塩谷喜雄論説委員=昨年十一月十八日付)として、もっぱら排出ガスの削減問題に絞る傾向が顕著だ。これが「金太郎飴」の原因だろう。

■人為的温暖化に疑問

 しかし、本当にそれでいいのだろうか。例えば、京都大学飛騨天文台は太陽に新たな黒点を観測した(毎日九日付)。黒点付近にはフレアと呼ばれる爆発が起こり、さまざまな障害を地球に及ぼす。柴田一成京大教授は「ここ数百年、黒点が減じると氷河が増えて地球が寒冷化することが分かっている。地球温暖化に黒点がかかわっているかもしれない」と述べている、と毎日・鶴谷真記者は書く。

 毎日で思い出されるのは〇五年、「記者の目」で高田茂弘記者(大阪経済部)が「人為的温暖化論は真偽不明/議定書目標疑ってみよう」(同十一月二十九日付)との“勇気”ある問題提起をしたところ、同じ「記者の目」で江口一記者(科学環境論)から痛烈に批判され(同十二月六日付「『温暖化懐疑論』に反論」)、人為的温暖化論への疑問は封じられてしまった感がする。

 日経は〇五年に連載した「地球号は今」の十三回(同六月二十七日付)で、横浜国立大学環境情報研究院の伊藤公紀教授の「太陽活動の変化と地球の気温上昇の見事な一致」を紹介し、「温暖化、太陽が強く影響か」と報じた。が、こうした「異論」も日経では最近、とんと見掛けない。

 また朝日の前掲「北極異変」では、地球科学者の赤父祖俊一氏のコメントが載っていたが(〇六年十月四日付)、それ以降、氏の登場の機会はない。氏は米アラスカ大学名誉教授で地球物理研究所長などを歴任、北極圏で半世紀にわたって地球規模の気象変動に向かい合ってきたが、人為的温暖化論のIPCC報告に疑問を投げ掛けているのだ。

 その赤父祖氏の主張を読売は昨年三月三日付で取り上げた。その中で氏は「私たちのもとには『地球温暖化の影響を見たい』と世界中から記者や研究者が訪れる。……氷河末端で崩れ落ちる氷塊の様子がよく紹介されるが、氷河は氷の河であるから崩れるのは当然で、温暖化とは関係ない」などと述べ、「コンピューター予測はまだ精度が低い。有効な対策のために冷静な議論が必要だ」と指摘、具体的統計を示し人為的温暖化論に疑問を投じている。

■紙上で冷静な論議を

 こんな視点や「異論」は最近の各紙環境キャンペーンでは見掛けず、新聞から“排除”された学者が登場するのは、もっぱら月刊『諸君!』だ(渡辺正東大教授らは昨年十二月、「暴走する『地球温暖化』論」=文藝春秋=を刊行している)。

 断っておくが、こうした学者たちは温暖化を否定しているのではなく、人為論に反対しているだけだ。人為を超えた気象変動なら、排出ガス対策でなく、豪雨や洪水、旱魃(かんばつ)など直接的対策が必要になるからだ。

 とまれ、新聞は「金太郎飴」を続けるのか、それとも「不都合な真実」にも目を向けるのか。いずれにしても「冷静な議論」が紙上に戻ることを期待したい。
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by sakura4987 | 2008-01-31 08:29

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