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◆「戸籍がもたらす人権侵害」集会 人よりも紙きれが大事?



 (毎日 2008/3/9)

 http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080309ddlk26040309000c.html


 ◇「家族のあり方」決める国、世界の少数派--はみ出したら差別


 戸籍がない子供が旅券を取得できない問題が昨年、注目された。「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」と推定する民法772条の是非と絡めて報じられたが、婚外子らを差別する戸籍制度そのものが背景ともいえる。このほど左京区であった集会を取材し「戸籍がもたらす人権侵害」について考えた。


 ■徴兵のため管理


 市民団体「婚外子差別と闘う会」の大田季子さんは「戸籍には外国人・被差別部落出身者・婚外子・女性への四つの差別が内在している」と指摘する。

 それぞれ(1)日本国籍を取得しない外国人には作成されない(2)本籍地で出身地が追跡される(3)出生時に父母が法律婚をしていたかどうかで父母欄の記載や続柄表記が異なる(4)大半が夫を筆頭者に選択する--からだ。

 法務省は戸籍制度の目的と意義を「親族的身分関係の登録と公証のため」と説明。しかし、東アジアに特有で欧米など諸外国にはなく、韓国でも今年廃止された。

 「戸籍は徴兵逃れを防ぐため国民を家族単位で管理した名残で、現在でも法律婚をした夫と妻、その子供が家族単位とされ、そこから外れた人々に対する差別が存続する」。牟田和恵・大阪大教授(社会学)は1871年に戸籍法、その2年後に徴兵令が制定された経緯を引き合いにこう解説した。


 ■旅券がとれない


 こうした差別に反対する運動や個人情報保護の高まりにより、現在では無戸籍でも住民票が作られ、戸籍を求められることはほぼない。福祉サービスも受けられ、運転免許証も取得できる。だが、旅券だけは「旅券法施行規則で決まっている」との理由で国はかたくなに戸籍を要求する。

 滋賀県内の女子高生が昨年、海外への修学旅行を断念せざるを得なかったのは、戸籍がないため旅券の発行を拒否されたから。

 経緯はこうだ--。滋賀県の坂上幸子さん(仮名)は前夫の家庭内暴力(DV)から避難中、別の男性との間に次女(女子高生)をもうけた。だが、前夫とは離婚調停中のため男性と婚姻できず、その男性の姓での出生届は受理されなかった。後に前夫との離婚が成立したが、次女の出生届を出し直すと、民法の規定で前夫の籍に入ってしまう。居所を知られる危険もあり、戸籍は作られなかった。



 ■子供守らぬ法律


 この問題発覚後、戸籍がなくても暫定的に旅券が発給されるようになった。しかし、法律上の姓の記載などが条件。次女の場合は前夫の姓になり、実父の姓での旅券は認められない。だから修学旅行への参加を断念した。

 「本人より民法上の氏名が正しいと言われ、娘は深く傷ついた。人がいて制度があるはず。こんな戸籍などいらない」。集会で坂上さんは訴えた。紹介された次女の手記には「法律が子供を守らず苦しめる。戸籍がなくても私はかわいそうじゃない、ここに存在している。国は私を人と認めてくれないの」とつづられていた。



 ■法律婚守るため


 家族法が基本としているのは「法的手続きで夫婦になったものとその間にできた子供」。国は、それが家族像の“理想”との考え方を崩していない。

 立命館大非常勤講師の島津良子さんは「誰が家族で父親かは国が決める。法律婚を守らせるために婚外子を差別する国の姿勢が見える」と話した。

 やはり前夫のDVが原因で24歳の娘が無戸籍となり、旅券のない兵庫県の女性はこう嘆いた。「罪もない娘に戸籍による嫌がらせが一生続き、生き方を制限する。紙切れと人の存在の重さが逆転しているのが不思議でたまらない」
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by sakura4987 | 2008-03-12 16:01

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