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◆真相究明待たれるイージス艦事故に



       現行法の問題を指摘した産経、自衛隊叩きに走る朝日

 (世界日報 2008/3/4)


≪■注目される海難審判≫


 イージス艦衝突事故の漁船員の親族らは福田首相に「防衛相も一生懸命やってくれているから、絶対に負けずに頑張って自衛隊を一つにまとめてもらいたい」と訴えているそうだ(朝日三日付)。が、朝日社説は「速やかに防衛相を更迭し、関係者にも早急に責任をとらせなくてはならない」(二月二十九日付社説)の一点張りで、自衛隊叩(たた)きは尋常でない。

 事故は今回に限らず真相究明が最も重要で、それには予断は禁物である。潜水艦「なだしお」衝突事故の海難審判で遊漁船の元船長の海事補佐人を務めた鈴木邦裕氏は、読売二十日付で次のように述べている。

 「巨大なイージス艦は、相手の船が前方を横切る場合、少なくとも1000㍍以上の距離がないと、独力では衝突を回避できなくなる。この場合は、漁船も針路を変えるなどして、イージス艦と協力して衝突を避けなければならず、過失がゼロということはありえない。一方、漁船は小回りが利き、イージス艦が40㍍先に迫っていても、かじを切れば回避できる。視界は良好だったことを考えれば、漁船の船員2人が自動操縦にしたままだったり、周囲を警戒していなかったりして、衝突直前までイージス艦に気づかなかった可能性もある」

 事故の原因究明は海上保安庁の捜査と海難審判の結果を待たないと何とも言えない。なだしおの場合、遊漁船が釣り客に潜水艦を見せようと接近し、これを回避しようとした潜水艦と衝突した。当時のメディアは潜水艦悪玉論一辺倒だったが、海難審判では双方に同等の過失があったとした。

 皮肉にも遊漁船は潜水艦が回避すると思わず、それで衝突してしまったのだ。潜水艦が遊漁船を無視して直進すれば事故は防げた。今回、同僚の漁船がイージス艦の目の前で反転しており、それでイージス艦は回避せず停止しようとした可能性もあり、真相究明すれば、皮肉な事実が浮かび上がるかもしれない。


≪■憲法に論及した産経≫

 船乗りにはさまざまな暗黙の習慣があると、作家の曽野綾子さんが紹介している。「漁船が本船の前を横切ると大漁になる」というのもあり、今回の事故の陰には「表だって言えないようなこういう長年の慣習のような感情はなかったのだろうか」と問うている(産経三日付「透明な歳月の光」278)。むろん、現段階では真相は分からない。

 今回の事故で他紙にはない指摘をしているのは、産経の野口裕之記者だろう。二十一日付では「(イージス艦など電波の)出力の大きい近代システムは有事を除き日本近海では出力=性能を大幅に下げるか、オフ状態にしてきた。ソナーも同様だ。娯楽用を含む民間の電波を阻害することを禁じた電波法が規制し続けてきたからだ」と、安全保障の盲点を挙げ電波法放置の政治の無知を批判している。

 さらに防衛省による航海長聴取が問題化すると、聴取を当然とし、「軍隊における捜査・裁判権の独立は国際的な常識だ。……司法警察が事実上の国軍を取り調べる、国際的にはほぼ考えられない構図を、国民も政治家も奇異に思っていない」ことこそ問題だと論じ、「憲法に軍事法廷など『特別裁判所』の設置禁止条項がある限り、防衛省・自衛隊は将来にわたり、こうした批判を受け続けるはずだ」と言った(産経二十八日付「航海長聴取 問題か」)。憲法の欠陥に論及したのは産経の野口記者だけだろう。


≪■コラムで恣意的引用≫

 これに対して恣意(しい)的報道が際立っているのは、朝日である。紙幅が尽きるので、その代表例を一つ紹介すると、一日付の「天声人語」である。「一報の遅れや判断ミスを、軍事アナリストの小川和久さんは『ひな鳥症候群』と呼ぶ。第一線は上からの指示を口を開けて待ち、上層部は現場の情報を口を開けて待つ。そこに生じる空白の時間は、国民を危険にさらすかもしれない」などと記している。

 確かに小川氏は朝日二十八日付の「私の視点ワイド」で「ひな鳥症候群」を書いているが、論旨はそれを「改めよ」ということで、氏は安倍前首相の国家安全保障会議(日本版NSC)構想がいかに必要かを縷縷(るる)述べ、事故を教訓に日本版NSCを早期設置せよと主張している。

 その肝心なところを「天声人語」は抜き去り「ひな鳥症候群」だけをつまみ食いしているのだ。こんなふうに朝日が自衛隊叩きに興じているのは何とも醜い。
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by sakura4987 | 2008-03-18 12:22

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